大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「また責任者が辞めた「カナダ高校留学受入学区」- Kamloops」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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また責任者が辞めた「カナダ高校留学受入学区」- Kamloops

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留学 大学・高校正規留学 2019-04-10 06:17

「カナダ高校留学受入学区の不安定さ頻繁に辞める責任者」では、Kootenay School District留学プログラムボスの求人広告を報告しました。

2月に行った「カナダ高校留学受入学区がどれだけ日本人留学生を大事に扱っていてくれるか」調査で、丁寧で期待の持てる方針を語ってくれた責任者だけに、「やっぱり。。。高校留学プログラムは末期的かも」との思いを強くしたところです。

 

そして、また。

Kootenay(Nelson)から近くのKamloops School District の求人広告です。


Kamloopsは、上記調査では全く返信なしの無視学区でした。

また、過去にご相談を受けた中では、結構ネガティブな内容の多かった学区です。

 

仕事のタイトルは District Principal - International Student Program

Principalとか、Executive Directer とか、仰々しいタイトルが目につく留学プログラムです。

偉そうなタイトルを好む人たちが「留学プログラム」には多いのかも。

 

Kootenay Districtと同じく、8月1日からの仕事スタートになっているのは、偶然かそれともこの地域で何か揉め事が発生しているのか。

やはり、内情を知りたい気になります。

 

Kamloops留学プログラムのボスの仕事はPromotion(留学生の獲得)とあるのもかなり不愉快です。

未成年の高校生が親元を離れてやって来る高校留学。

ボスの仕事で一番大切なのは「留学生へのケア」であるべきですが、「勧誘セールス」ですか。

心ある人でしたら、辞めたくもなる仕事ですね。

 

Kamloops School District 留学プログラムは、こんな問題にも直面しています。

同じ町にあるThompson Rivers Universityが中国のエージェントMaple Leaf Education Systems と緊密な関係を結び、大学キャンパスの寮を使い、中国から高校生を呼び込みBC州高校過程の提供を始めたからです。(Kamloops ローカルニュースより

ホームステイもしなくてもいい、白人意識の強いKamloopsで地元高校の差別を経験する必要もないとなると、中国人高校生にはかなりの魅力的なプランだと感じます。

 

同じく、中国留学生からの授業料を当てにし、エージェントを使い一生懸命中国人高校生を勧誘しているSchool Districtは、手強いライバル登場に手を焼いていますね。

小さな町で中国人留学生の奪い合いです。

そのための、強力なセールスマンを募集しているのかなと推理出来ます。

 

日本のカナダ大使館の留学フェア、留学ジャーナルの留学フェアなどにやって来て、にこやかにカナダの自分の学区を宣伝する「留学プログラム責任者」いや、セールスマンたち。

実は学区に戻れば「留学生数ノルマ」と「地元との軋轢ー留学生への反感」との板挟みが待っているようです。

 

いや、一番板挟みになっているのは高校生留学生でしょうね。

にこやかなセールスに騙されてやって来たのはいいものの、地元では決して歓迎される存在ではない中、「夢の留学」ならぬ現実に直面する日々ではないかと心配しています。

 

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