大澤 眞知子
オオサワ マチコグループ
オンタリオ州も!高校教師の数を大規模削減(カナダ高校留学ニュース)
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政治的社会的背景の急激な変化により一番被害を被るのが留学生です。
今月16日に選挙があり大きな政権交代が予想されるアルバータ州では、新政権の教育改革を不服として州全体の教師が大規模なストを計画しています。
学校がかなりの間閉まる可能性があり、必死で勉強についていかなくてはいけない留学生には大きな痛手です。
高い授業料を払わされ、学校が閉まるなんて目も当てられないですね。
BC州は、前政権の残したツケで悲惨な教師不足に喘いでいます。
もちろん、いっぱいのケアが必要な留学生が一番に乗り残される状況です。
留学生を勧誘しすぎ、地元高校生が卒業に必要なコースから閉め出され留学生を逆恨み。
アジア人留学生への嫌悪感が表面化した地域もあります。
今度はオンタリオ州。
トロントを擁するオンタリオ州は、カナダで最大数の留学生を集めている地域です。
昨年の選挙で政権を取った州政府の方針で、来学年に1,558人、その次の学年で合計3,475人の教師削減を予定しています。
(内部からのリークで判明したそうですよ、正式発表前に。)
結果、クラスサイズがかなり大きくなり、現在の平均22名から30名にも登る可能性があります。
あっちゃ!
留学生がまた蚊帳の外です。
30名のクラスでEnglishの授業に四苦八苦する留学生を誰が助けてくれるのでしょうね。
そんな留学生の命運などお構いなし、オンタリオ州のSchool Districtは未だに一生懸命中国人高校生を勧誘しています。
教師は減り、クラスサイズが大きくなるオンタリオ州でもっと中国人留学生が増えたら。。。
「アジア人留学生が嫌われている」BC州Nelsonの事例のようなことになるのも予感出来てしまいます。
今日のカナダのニュースでは、教師数削減に反対する教師たちがデモをしていました。
ストもあり?でしょうね。
おやおや。
カナダ留学中・留学希望のみなさん、カナダは大きく変化しているということを忘れないで下さいね。
本当に高校留学が自分の最良の選択肢なのか、選んだ留学先は正しい選択肢なのか、相当な注意を払って下さい。
Watch Out!
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