大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「カナダ高校留学 - どの地区がベストか」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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オオサワ マチコ
( カナダ留学・クリティカルシンキング専門家 )
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カナダ高校留学 - どの地区がベストか

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留学 大学・高校正規留学 2018-12-11 04:28

カナダ高校留学についての質問・相談にお答えしています。

1994年以来、日本人高校留学生の支援を続け、多くのスクールボードと交渉し、目の前に広がる「カナダ高校留学の実態」を目撃して来ました。

多くのご質問・ご相談に、かなりの精度でお答えしておりますが、ただ1つ困った質問があります。

 

「子供をカナダに留学させたいです。どこの地区がいいですか?」

 

この質問に答えるのには、多くの難関が存在します。

 

カナダに来たい日本人高校留学生すべてにベストな地区は存在しません

 

あくまでも、留学生本人の能力・適性、親と本人が留学後に見据える目的などにより全くお勧めは変わります。

そのために、本人の能力・適性をじっくり把握するための、「カナダクラブ」というオンラインコースをカナダから提供しております。

それに少なくとも 1 セッション参加していただくと、より具体的な提案が出来るようになりますし、留学希望の本人にも「カナダで勉強するとは」がよく理解出来、絶好のスタートとなります。

 

残念ながら、最初の相談の段階で「ベストな地区はここですよ」を希望なさるケースが多く、腰を据えた留学準備は最初から念頭にない状況に、正直唖然とすることもあります。

エージェントが自社の契約している地区を「ここはベストですよ」と勧め、リベートを狙うビジネスモデルにはまってしまっているのでしょうか。

いざ、留学してみると「こんなはずではなかった!」に陥る可能性が高いですね。

(「こんなはずではなかった」ご相談も実に多いのも実情です。)

 

カナダの地域状況、スクールボードや学校の方針は、ずっと同じではありません。

 

社会状況は国の方針、世界の流れの変化により大きく動きます。

例えば、現在のトロントモントリオール(ケベック州)への高校留学は人種問題に巻き込まれる可能性が高いのでお勧め出来ません。

(このような一般的な危険情報は、コラムにてお知らせしておりますので、ぜひどうぞ。)

 

スクールボードや学校の方針は長が変わるたびに大きく動きます。

同じ学校? 同じスクールボード? と驚くほど変わります。

日本の留学エージェントのようにリベート目当の契約を結んでいる場合は、ただ単にそのスクールボードの方針に「頭を下げていればいいだけ」ですから、大して影響はないでしょう。

しかし、同等の立場で、日本の留学生を守るために「物言う」関係を築くには、常に変化を見張っておく必要があります。

 

各スクールボードの留学生プログラムの方針に至ってはボスが変わると180度変化することもありますので、要注意です。

(現在お勧め出来ないプログラムは、ノバスコシアBC州ラングレーです。)

 

それらの変化を、すべての地域、スクールボードについてリアルタイムで把握しておくのは、正直不可能です。

従いまして、ご相談があった特定の地域、スクールボード、学校についての再リサーチがご相談のたびに必要となります。

(もちろん、ご本人を知らずには、「お勧め」という形には至りません。)

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そこで、もう一歩踏み込んで、カナダの現在の受け入れ事情を再探検してみることにしました。

入念なリサーチを行い、スクールボードに直接質問をぶつけ、どの程度真剣に「日本人留学生」のことを考えているのかどうか。

どの程度「物言う」日本人に、本気に対応する姿勢があるのかどうか。

 

近い将来、結果を公開致しますので、「カナダ高校留学」を考えていらっしゃる方にはかなりお役に立てると思います。

 

(追記)再探検を開始して、興味を覚えたことが2つあります。

 

・ノバスコシアの高校留学プログラムは、やはりかなり怪しく思えます。 他の地区のプログラムが公開していることの大部分は伏せられています。 何の役にも立たない「綺麗事」の羅列のウェブサイトに呆れます。

 

・カナダで高校卒業を夢見たものの、単位が取れずに帰国した日本人の方に朗報かもという情報を見つけました。

例えばEnglish12のみ履修出来ずに帰国した場合、卒業資格は出ません。

その足りない単位を取るためのオンラインコースを、海外在住者にも認めるビジネスモデルを採用するスクールボードが出て来てますね。(どこまで融通が効くのかは、個々のケースにより変わりそうですが。)

需要のあるところに、供給あり。

正に、「留学」はビジネスという傾向がますます強くなっている感想を持ちました。

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