大澤 眞知子
オオサワ マチコグループ
カナダ高校留学中です - 留学先の制度により3年で卒業出来ないと知りました
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「カナダ高校留学の実態」が明るみに出るようになりました。
「これが真実です!」と、カナダから30年近く発信し続けて来た「留学の大きな穴」です。
この相談者の事例は、巨大な氷山の一角であることを知って下さい。
また、同じような状況に遭遇している留学生、そして親のみなさん、お手伝い致しますのでご連絡下さい。
【質問】
カナダの高校に留学して3年近く経つものです。
留学先の制度が著しく変化してしまい留学の延長を余儀なくされました。
本来貰えるはずの単位ももらえず今までしてきたことが全て無駄になってしまったようで何事にもに無気力になっています。
環境を変えようと思い学校を変えたのですがどうにもやる気が起きません。
親にもこれ以上カナダにいても何も得られないだけでお金の無駄だと思ったので帰国を頼みましたが聞き入れてもらえませんでした。
ストレスのせいかここ一ヶ月で体重が5kg減り頭痛も酷く部屋にこもりがちです。
エージェントの方は何度も相談しましたがあなたなら大丈夫よと言ってろくに話を聞いてくれません。
いい気分転換の方法や効率的な勉強法を教えてください。お願いします。
【回答】
あなただけでなく、カナダ留学中の非常に多くの日本人高校生が、同じ状況に陥り30年近くになります。
それが「カナダ高校留学の実態」です。
カナダの教育制度、特に卒業に必要な単位は州によって異なり、改定されることも約10年周期で起こります。
カナダ現地にて1994年以来、カナダにやってくる日本の若者支援を行っております。
長い間BC州で活動、現在はアルバータ州在住です。
カナダの高校を卒業するのに3年では間に合わなかった理由は様々考えられます。
1.カナダの教育制度をよく知らないままエージェントの話だけで留学した。
その結果、制度の変化も含め、卒業までの道筋も見えないまま学校の決めた授業を取っていた。
特に英語力が不足している日本人高校生の場合は、ESLまたはELLと呼ばれる英語準備コースにかなりの期間留め置かれることが多く、その単位が卒業単位に含まれないことも知らない場合が多い。
卒業に必要な単位を取れるルートに自分が乗っているかどうかは、いつでも学校のカウンセラーに相談に行き、確かめることが可能ですが、そのような自分からの行動を取れずにいた。
2.「日本の高校の単位を移せますよ。」とのエージェントの話を信じてしまった。
州により、各スクールボードにより方針は微妙に異なりますが、全部の単位を移行出来るわけではないことなど、エージェントは説明しません。
Math, Scienceの日本の単位はかろうじて認めてくれる所もありますが、一番肝心なのは、日本人には一番難関のEnglish, Social Studiesです。
これらの日本での単位を認めるところはまずないです。
特にEnglishは留学生全員English10からのスタートとなります。
そこから English, 11, 12と合格しない限り、カナダの高校卒業は不可能です。
その説明は聞いていましたか?
もし、今になってそれを知らされたのなら、エージェントの詐欺に近いです。
3.カナダの同級生と同じレベルのEnglish10,11,12が卒業に必修ですが、その単位を取るにはかなり高い英語能力が必要だとは知らなかった。
これが30年近くの留学生支援で一番多い原因です。
日本の高校と同様、出席していれば単位が取れ、皆一緒に3年で卒業出来るとの幻想を抱いて留学し、現実に直面するのが2年くらい経ってからですね。
エージェントはそんな事は説明してくれません。
そこから慌てても、帰国しても戻る学校がない、カナダに留まっても卒業への見込みが立たないという状況に陥ります。
特に、Englishをパスするために必須なのが、英語の正式なエッセイを書く能力です。
カナダのESL, ELLなどの講師には、残念ながら質の低い人が多いため、英語の準備期間でありながら細かくエッセイ指導をしてくれる事が少ないです。
何か書いて出せば、それに短いコメントが添えられるだけです。
どうせ、日本人留学生はレベルが低いので本気で教えても仕方がないとでも思っているのかと腹が立ちますが、これが現状です。
従って、ESL, ELLを抜けるのに、不必要な時間を要してしまいます。
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さて。
ここからどう前に進むか、ですね。
学校を変えることは問題解決にはなりませんね、あなたも気がつかれたように。
コラムもありますので、読んでみて下さい。
「カナダ高校留学中の方へのアドバイスー転校は問題解決方法ではないですよ」
エージェントに相談しても役にたちません。(あなたが滞在すればその分スクールボードからリベートが入りますので、「大丈夫よ」になるのでしょう。)
上記2番については、今更何も手出しは出来ませんが、1番、3番に取り組む意志がおありなら、協力いたしますよ。
今まで多くの日本人高校生を同じように助けて来ましたし、現在も進行中です。
1番については、今まで取った単位と、今後必要な単位について詳細に説明しましょう。 そこからのスタートです。
3番について絶対挑戦していただきたいのは、正式な英語エッセイ能力をつけることです。
少し説明を聞き、自分で書いてみて、また説明を聞き、最初のエッセイを完成させると「今まで何をやってたんだろう?」と愕然とするはずです。 そして、そこからのスタートです。
ご希望なら個人的にご相談下さい。
Let Me Help You.
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