カナダの大学レベルは非常に高いです。
日本だけの教育を受けた方には、相当の能力と努力が必要です。

まず二つの大きな関門は：クリティカル・シンキング能力とエッセイ能力です。 

【質問】

カナダの大学を目指す社会人です。

自分の英語力の低さから大学のESLに最初通ったとしてもいつ大学進学できるか分からないので、国内で留学のために学んだ方々の意見を教えていただき早目に勉強したいと思います。

社会人の為留学に必要な勉強は、オンラインで学びたい。理由は、時間と費用の面からです。

または、現地の中学生レベルから英語の教材をオンラインで使うなど考えているのですが… 

まずは、TOEFLの勉強をしてある程度のスコアを取った後にライティングの勉強を重視した方が良いでしょうか。 

カナダ人のフィアンセからもreading/writingが出来ないとカナダの大学は無理と言われています。

【回答】 

カナダの大学で授業についていくためには、クリティカル・シンキング思考法と英語のルールに則った高度なエッセイが書けること。

これが必須です。

カナダ現地にて、日本からやって来る自己動機旺盛な若者の支援を行い30年近くになります。

多くの日本人がカナダの大学を卒業するサポートを行いました。

現在カナダ・アルバータ州在住です。

１．カナダの大学生の思考レベルは非常に高いです。

幼いときから社会全体にクリティカル・シンキングが存在し、学校でもその思考法を日々訓練するためのカリキュラムが組まれています。

日本のように受け身の暗記勉強ではなく、「好奇心を持ち」「周りを観察し」「常に疑問を持ち」「その疑問を論理的、客観的、批判的、科学的に自分で分析する」能力をつけていくのがカナダの小学校から高校までの勉強です。

高校生でも学校の授業で発揮するクリティカル・シンキングレベルの高い生徒のみが大学進学するのが、カナダです。

日本には存在しないクリティカル・シンキングを基本の基本から学ぶには、膨大な量のreading と分析練習が欠かせません。

おそらく日本の教育機関でそれが出来るところは少ないと思います。

教える側にもクリティカル・シンキング能力がない場合がほとんどというのが理由です。

カナダのフィアンセと、多岐に渡る分野について議論するのも良い方法ですよ。

内容のある複雑、抽象的な内容を、具体的に分析するための英語力がないと無理な練習方法ですが、英語話者と同等に近い能力がついて初めて、カナダの大学での勉強が可能になります。

２．エッセイはカナダの小学高学年レベルから始めること。

そこからひとつづつ階段を上るように約40レベル程度進むと、やっとカナダの高校1年生で書くエッセイに対応出来るようになります。

小学校レベルの最初のエッセイでも、日本の学生はかなり苦労します。

クリティカル・シンキング分析力ももちろん必要なエッセイですので、その第一段階で脱落する方が約8割です、残念なから。

上に進めた方の特徴は：１．英語文法を運用するための基本文法が理解出来ていること　２．日本語でもたくさんの本を読む習慣を持っている方

それ以外の方は日本語脳から脱却出来ず、ドロップアウトしていきます。 

長く、根気のいる道のりですが、目的を達成されることを応援しております。

エッセイのレッスンはカナダからオンラインで行っておりますので、もし必要でしたらご連絡下さい。

Good Luck!