大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「なぜ、今のアメリカに留学したいですか?」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
カナダにいらっしゃい!

大澤 眞知子

オオサワ マチコ
( カナダ留学・クリティカルシンキング専門家 )
Super World Club 代表
サービス:1件
Q&A:116件
コラム:1,641件
写真:1件
お気軽にお問い合わせください
※ご質問・相談はもちろん、見積もりや具体的な仕事依頼まで、お気軽にお問い合わせください。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

なぜ、今のアメリカに留学したいですか?

- good

留学 大学・高校正規留学 2017-11-15 09:33

New York Times より)

The first new college class since the election of Donald J. Trump has arrived on campus, and new numbers confirm what the higher education industry had feared: Fewer foreign students are coming to the United States.

「ドナルド・トランプが大統領になり初めての9月、大学の新学期が始まってみると、アメリカの大学が恐れていたことが現実の数字となって現れた。アメリカに来る留学生の減少。」

 

世界の動きに反するように、日本の高校生・大学生の「アメリカに留学したい」願望は未だに強いのはなぜでしょう。

世界のことを何も知らないのかなと不思議に思っていた矢先の記事でした。

 

トランプアメリカにわざわざ留学したい理由は、何でしょう?

トランプの白人至上主義政策、移民排斥政策、人種差別奨励政策、どれをとっても日本の高校生・大学生が敢えて選ぶ国ではないと思いますよ。

例えば、白人主義の強いモンタナ州の大学では、昨年2,638人だった留学生が今年は944人まで激減しました。

 

アメリカ人の学生たちも、トランプの政策に嫌気がさし、カナダの大学を目指す数がかなりに昇っています。

アメリカの大学入学者減少に対し、カナダの大学は前年度の2倍3倍の学生が押し寄せ、事務処理が追いつかず悲鳴を上げていると聞きました。

 

専門家の分析では、アメリカの社会的政治的不安定を嫌い、アメリカを避ける学生が増えたとのこと(当たり前ですね)。

トランプの入国禁止令を不安に思うと同時に、トランプの助長された有色人種排斥社会で、実際に留学生、移民が嫌がらせを受けたり、暴力の的になったり、実際に殺された例もあとを絶たないアメリカです。

 

また、アメリカと比較した場合、北に存在するカナダの留学生・移民に対する寛容さが大きな利点と注目されています。

 

留学生の払う授業料はアメリカに取り大きな経済的プラスです。

年間4兆円に達する留学ビジネスが泡と消えかかっているアメリカ、トランプのせいで。

今年の減少だけで、運営困難になる大学も多いと専門家は見ています。

特に日本人の大好きな「低レベルのコミカレ」から崩れ始めるのもまもなくだと思います。

授業料を払ったはいいものの、渡米してみるとカレッジが潰れていた、なんてことも頻繁に起こるかも知れません。

 

日本の高校生・大学生のみなさん、暗記と塾と部活の合間に世界で何が起こっているかをたくさん勉強して下さい。

それが将来の自分を守る最大の武器です。

 

「留学しにアメリカのコミカレに行く〜〜」という人は、潰れかかったアメリカのカレッジのおいしい顧客だということを肝に銘じておいて下さい。

 

 

プロフィール対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム写真