大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「SNSプロフィール画像に現れる心理状態」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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SNSプロフィール画像に現れる心理状態

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科学に基づいた心理学から 2017-07-28 07:37

Narcissists, being self-centered, express self-worship in their profiles, but they also post many updates about themselves, are very active in social media and change their profile picture frequently. (Psychology Today)

「自己陶酔・自己中心傾向の人はfacebook, twitter などのプロフィールに自己を崇拝するような紹介を書く。ソーシャルメデイア上に頻繁に書き込み、プロフィール画像も頻繁に変えるのが特徴。」


なーるほど! だからトランプは頻繁にtwitter のカバー画像を変えるのか!

大統領たるもの、えらくちっこい神経しているな〜と思ってました。

しかも、使う画像は自分の支持者の会合だったり、自分が選んだ政府役人だったり。

自分がいかに崇拝され人気があるかを常に確認していないと不安でたまらないんだろうなと。


そんな目で色々なfacebook, twitter を観察してみると。

Gotcha! 当てはまりますね。


「自己陶酔・自己中心傾向」の人は、自分のアップロードする画像で好印象を植え付けなくては!とやっきになっているそうです。


そうですね、確かに、プロフィールやカバー画像は大きな意味を持っていると思います。

ファッション雑誌から抜け出たような写真を頻繁にアップする人。

多分”You are so beautiful!” と褒めてもらいたいのかな〜。

依存心が強く、不安症なのかも。。とか。


トランプはプロフィール画像は選挙戦の時から変えてません。

今まで見たトランプの写真の中で、唯一まともかな?と見える写真です。

おそらく本人のお気に入りで「まるで自分ではないくらいカッコいい!」と、ずっと使っているのかも。

無数にある他の写真が余りにも醜いからでしょうか。


英語では”impression management” と呼ぶそうです。

必死で自分の印象を繕っていることです。


逆に、トランプはカバー画像を何度も変えて来ました。

何か問題を起こすたびに「自分てこんなに人気があるんだぞ〜」と必死の訴えをしているような画像を。

今の画像はロシア疑惑、司法長官攻撃、医療保険法案の見事な敗退などを隠すかのようにオハイオ州での支持者集会の写真です。


かっこ悪〜いです。

見え見えです。


書き込みに関しても、前述の「自己陶酔崇拝・自分が正しい」的な人は”Neurotic limbo” という自分をどんどん否定的に追い込んでしまう宙ぶらりんの状態に陥り、書かなくては不安で仕方がなくなるんだそうです。


ギャンブル依存症と同じで、次こそはいい反応が来るぞ!と衝動を抑えられないとか。

トランプのツイッター依存症がそのものですね。


ある研究によると、自己評価の低い人ほど、ソーシャルメデイアは人とつながるのには欠かせないと思っているとのことです。

トランプは「アメリカ国民とつながるためにはツイッターが必要!と言ってましたね。


また、人とつながる目的でFacebook を利用する人、特に女性は、幸せ度が低いとも報告されています。


そうでしょうね、日々の生活、活動に幸せを感じていたら、わざわざFacebook, Twitter で「自分はこんな生活をしています。」なんて発表する必要などないと思います。


トランプの女々しさは並ではないですから、Twitter すればするほど自己不安にかられ、次こそは!と毎日早朝、太い指で必死でスマートフォンと対峙しているのでは。

目に浮かんで滑稽です。


このように、Facebook, Twitter には見事に真の心理状態が現れるようですね。


今度プロフィール写真、カバー画像を変える時には、「心理学者」「社会学者」が見てるぞ〜と心しておいて下さい。

 

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