大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「中高校生が英語圏でのホームステイに参加することの是非」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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大澤 眞知子

オオサワ マチコ
( カナダ留学・クリティカルシンキング専門家 )
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中高校生が英語圏でのホームステイに参加することの是非

- good

留学 ホームステイ 2014-04-13 16:49

中学生や高校生がホームステイや語学研修プログラムに参加することについて、下記のようなお問い合わせをいただきました。

幼児のサマーキャンプについての記事をお読みになり、では中・高校生は?というご質問です。

 

外の世界に関心を持たせることを目的とした中学生高校生の個人参加での長期休み中のステイについてどうお考えでしょうか。

 

インターネットを検索すると、たくさんありますね。
一体何がどうなのか、わからなくなるくらいいっぱいあります。

私が親なら?
そのようなプログラムには怖くて参加させられません。
当たりはずれが多すぎです。 

ギャンブルするようなものに思えます。

はずれだった時の子供への精神的ダメージを考えるととても参加させる気にはなりません。


インターネット上で宣伝している短期プログラム。
一体誰が、どんな目的で作ったプログラムなのかさっぱりわかりません。

参加する子供たちに合わせているのではなく、自分たちのお金儲けに都合がいいように組み立てているようにしか見えません。


現地でのプランも実に曖昧です。
(また、プログラム全部が似たような内容ですよね。)

窓口となる責任者も、個人ではなく会社がほとんどです。
それも日本サイドと現地とでは異なります。

このようなお粗末で中途半端なプログラムにしては、費用が高いです。
現地を知っているものからすると、かなり業者の懐に入るだろうと思えます。

そんなビジネスの餌食にするには、子供は大切過ぎますね。


そんな親の心配を払しょくするためにと、子供たちに最高の経験をしてもらうプログラムを実際に手がけて30年になります。
残念ながら、インターネットで申し込んで誰でも参加出来るものではないのですが。

直接、あるいはウェブレッスンを通じて親子共々、よく知り合える機会のある子供たちのみ連れて行きます。

英語を基にしたクリティカルシンキングを教えている子供たちです。
クリティカルシンキングを子供にとの思いが強い親たちです。

まったく知らない親の子供は、やはりギャンブルのようで、連れて行けません。

現地での一度の大きな失敗は、その後同じ場所でのプログラム遂行を不可能にしてしまいますから。
大切に大切に作って来たプログラムに対して、そんな危険は冒せません。

英語指導を通じて知り合えた子供や親たちの要望を常に聞きながら、プログラムを企画します。
相談しながら内容を詰めて行き、参加者も絞り込みます。

過去には、私個人のネットワークを駆使し、色々な英語圏に出かけて行きました。

この20年は、カナダで蓄積した人的ネットワークの中に子供たちを連れて行きました。
どんどんネットワークが広がっていきます。

長年のパートナーであるカナダ人の現地での信頼関係も大活用です。

実際の研修は、パートナーと私が必ずすべての行程付き添います。
ホストファミリーとの連絡や根回しもすべて私たちの仕事です。

日本のお家へは毎日Facebookを使って報告。

お父さん、お母さんたちが楽しみに見て、コメントを書いてくれます。
それを見て、子供たちはまた張り切ります。

帰国後の子供たちの大変貌ぶりは見事です。

人が変わったように前に出始めます。
英語の脳回路が起きだしたようです。


その後留学した子供たちの数多くいます。


そんなプログラム、他にもあるはずだと思いますよ。
業者のプログラムを胡散臭いと思っているのは、私だけではないはずですから。

運よく見つけられたなら、ぜひお勧めです。


教育委員会が主催するプログラムは?
残念ながら、必ずしもお勧めではありません。

プランを立てるのはビジネス主体の旅行代理店ですし、引率する教師たちも必ずしも英語圏に詳しく、現地でのネットワークを持っているとは限りません。

ただ単に修学旅行を外国でという感覚だと思います。
たいした成果はないですね。


お役に立てるアドバイスではないかも知れませんね。

Sorry!
残念ながらこれが現実です。

やみくもに、「外国の経験を!」という親たちの懐を当てに出現したビジネスが、中高校生の短期プログラムであり、最近流行りの外国への修学旅行だと思います。

まず親が「良質のプログラム」と「お金儲けのプログラム」を見分けられるクリティカルシンキング能力を持つことが必要かも知れませんね。

参考までに、この春休みにカナダの小さな町に生徒10名を連れていった様子のリンクです。
Facebook で報告した内容です。

 

I hope this helps.

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カナダの小・中・高校の教育課程を基にした指導をしています。
クリティカルシンキングの基本が出来た生徒は「カナダの小さな町での留学・ボランティア」
Super World Club (大澤眞知子、Robert McMillan)

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