大学院を中退することの恐怖感
キャリア・仕事 キャリアプラン 2017/01/25 23:24こんにちは、現在理系国立大学院1年の男23歳です。平日は研究、土日は某テーマパークでアルバイト(5年目)をしています。
中学の頃から生物学への強い興味から大学も理系学部へ進み、さらに大学での研究の幅を広げたいと思い、現大学院へと進学を決意しました。
しかし大学院で研究実験を行なっているうちに、今自分のしたいこと将来したいことは研究開発でもない、人と関わる仕事がしたい。そう強く思うようになり、研究はもちろん大学院にすら強いストレスを感じるようになりました。そんなこともあり、一度大学院で休みをいただき、ほんとうにどうしたいのか、やめてサービス業に就くのか、続けて修士をとって新卒で就職をするのかを考えました。そして修士をとって卒業して新卒で就職をしようと思い大学院へ復帰しました。ですがそれから2ヶ月後同じようにストレスを感じてしまい、何も研究できないまでに陥り、3ヶ月の休学をしました。その間もやはり就職するには、日本では新卒が当たり前、中退するのは不利、と同じ考えでいました。また精神的にも落ちつくと、また研究に挑戦できるのではないか、卒業まで我慢できるのではないか、そう思ってしまい再度復学をしました。そして今日で2週間目です。昨日、ついに大学院に対する精神的苦痛に耐えきれなくなり、教授の前で恥ずかしながら涙をながしてしまいました。もちろん今でも人と関わる仕事がしたい、人を笑顔にする仕事がしたいと強く思っております。ただ、また精神的に落ち着くと、まだ研究して卒業まで我慢できそうかな…と前回と同じ気持ちが現れました。わたしの周りの人からは、まるでDVに遭遇した被害者のよう、とまで言われてしまいました。
ですが再度研究する道に戻ったとしても、同じ結果になりそうな気がしますし、大学院を中退して新卒で就職できないことに対する恐怖感、私立大卒になってしまう劣等感もすごく感じます。今も考え続けていると、本当に研究に対してストレスを感じているのかさえもわからなくなってしまいました。それで、また復学して挑戦しようという気持ちに…。
一体わたしはどうするべきなのでしょうか、もちろん自分の人生なので自分で決めないとはいけませんが、アドバイスを頂ければ幸いです。
makixyuriさん ( 大阪府 / 男性 / 23歳 )
先生と相談して再スタートするか否かを見極めては如何。
makixyuri様
カウンセラーの笹木と申します。
どうぞよろしくお願いします。
1.現状,問題の背景
自分が何をやりたいか、決定できないまま辛い毎日を過ごしておられます。
生物学の修士号を目指して研究生活を続けるか、中退し新たな道に踏み出すかです。
「大学院で研究実験を行なっているうちに、今自分のしたいこと将来したいことは研究開発でもない、人と関わる仕事がしたい。そう強く思うようになり、研究はもちろん大学院にすら強いストレスを感じるようになりました。そんなこともあり、一度大学院で休みをいただき、ほんとうにどうしたいのか、やめてサービス業に就くのか、続けて修士をとって新卒で就職をするのかを考えました。」
2.大学院で学業を進めるか否か(問題点の絞り込み)
休学をしておられますが、1年間の単位取得見込み、修論の作成状況は?→昨日、ついに大学院に対する精神的苦痛に耐えきれなくなり、教授の前で恥ずかしながら涙をながしてしまいました。今後の可能性について先生に率直に相談されては如何。健康面は最も重視すべきです。
あまり無理をしても長く続きません。生物学の研究実験が一番好きであれば宜しいですが。
3.検討事項
出来ればこのまま研究生活を続けることをお勧めしますが、makixyuri様のケースは他に興味の対象があり少し複雑です。土日某テーマパークのアルバイト(5年目)経験者です。
1)やめてサービス業に就くのか、続けて修士をとって新卒で就職をするのか。→出来れば後
者ですが、健康面等で無理な場合はサービス業に就くもありでしょう。
2)大学院を中退して新卒で就職できないことに対する恐怖感。→研究開発職で働くためには
まだまだ先は長いです。博士が条件になる場合もございます。
3)私立大卒になってしまう劣等感もすごく感じる。→私大卒?を気にしないことです。仕事は実力で評価されるのです。
4.結論
研究実験が好きでないとのことですから、研究開発者としてのイメージが沸かないのです。
客観的に評価して今後の進むべき道を再考されては如何。
また修士号を取得して営業や技術サポート職に従事することは可能です。
何をやりたいかを新たに熟考し、今後の道を決めることです。折角、国立大の大学院に進学されたのですから悔いのない今の時間を過ごされるよう期待します。
アルバイト経験もあり、中途退学して就職されても十分やっていける人と思います。その場合、放送大学の社会と産業コースの3年次に編入、マーケティング等の勉強をされることをお勧めします。健康面を基本に置き、自分を信じて前進されるよう期待します。