高橋 成壽
タカハシ ナルヒサグループ
加入している保険内容で分かる事、FPが感じている事。
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先日、家計相談、生活設計相談の方に、
保険証券を持参頂きました。
学資保険。
収入保障保険。
医療保険。
終身保険。
全部で8つの契約でした。
この中で一番気になったのが、収入保障保険でした。
実際は、この名前では無い会社でしたが、月額保障額が、給与と同額でした。
家買って、
住宅ローン借りて、
団信にも加入しているのに・・・。
奥さんも働いているのに。
遺族年金ももらえるのに・・・。
ということで、だいぶ多めに加入している印象でしたので、減額を提案しました。
それだけで保険料が6割カットできますよ、と。
ただし、家計全体が見えていないので、
6割カットは危険かもしれず、もう少し家計情報が必要でした。
実は、保険の提案フローには各社特徴があるので、
この掛け方だと直販だね、とか。
このラインナップは保険ショップの○○だね、
ということが私をはじめとするプロのFPはわかります。
そして、何の意図があって、このプランになっているのか?
という恐ろしいところも漏れなく分かります。
もちろん、それをお客様には伝えないですよ。
伝えても理解いただけないですから。
生活にゆとりのある方の相談では、
このままでもいいんじゃないでしょうか?というような回答もしますが、
ゆとりの無い方には、あれこれレクチャーします。
そうすると、あ、やっぱり見直した方がいいんですね。
という回答を頂ける事が多いです。
私の事務所ではあくまでも
キャッシュフローをベースに保険を見直しますので、
担当者が知り合いだからとか、
キャリアがどうこうとか、まったく関係ありません。
その方が頼りにならないから、聞きづらいから、
相談に来ているんでしょ?という事を言外に伝えるようにします。
保険の掛け過ぎによる家計圧迫には気をつけてくださいね~。