小松原 敬(建築家)- Q&A回答「外断熱住宅」 - 専門家プロファイル

小松原 敬
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小松原 敬

コマツバラ タカシ
( 神奈川県 / 建築家 )
一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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鉄筋コンクリート住宅の屋上の防水について

住宅・不動産 リフォーム・増改築 2016/09/28 23:07

初めまして
住宅について、知識がないのでわかりにくい表現があるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

鉄筋コンクリート造りの住宅に住んでいます。
雨漏りしてしまい屋上の防水を考え業者さんにみていただきました。

業者さんの話では、
「壁などにつける断熱材の上に防水シートをかぶせていて、排水口の周りに切り込みが入っていて断熱材に雨水がしみている。また周りに雑草が茂っている。断熱材は水を含んできて虫がわいている。
わかりやすく言えば、屋上にぬれたスポンジがのっていてその上に破れたビニールが敷いてあるような状態。
このような方法は見たことがない。」
と、とても驚いていました。
対処法としては、シートと断熱材をすべて取り除き、防水し直すそうです。

質問ですが
1つ目は、
上記のような屋根の防水方法は、通常行われているものなのでしょうか。
15年ぐらい前の施工なので、どうしてそのような方法をしたのかわかりません。

2つ目は
構造上素人の私たちが屋上に上り状態を確認することができないので、業者選びのポイントとしてどのような施工の仕方を提案してくれる業者さんを選べばいいのでしょうか?

雨漏りしているので修理は家の為にも絶対に必要だとおもっています。
ただ実際に自分の目で確認することができないく、お金もかかります。安心して過ごせるようになりたいのですが、不安でいっぱいです。

分かりにくい表現ですが、よろしくお願いいたします。

鉄筋ってさん ( 埼玉県 / 女性 / 51歳 )

外断熱住宅

2016/09/29 13:58
( 3 .0)

横浜の設計事務所です。

お聞きしたいのですが、外壁はどのような仕上げでしょうか。
同じようにコンクリートの躯体の上に断熱材を貼って、その上に外壁を仕上げていないでしょうか?

もし、そうであれば外断熱工法のRC住宅なのだと思います。
RC住宅は打ち放しだと暑い寒いが激しかったり壁に結露したりするのですが、断熱をすると環境が良くなります。
通常は内断熱と言って壁の内側に断熱をするのですが、外断熱工法というのも15年くらい前から広まってきています。

外断熱工法はコンクリートの壁や屋上の外側に断熱をし、その外に外壁や屋上の仕上げを新たにします。
その分費用はかかりますが熱容量が大きいコンクリートが室内側にくるので、暖房や冷房がコンクリートそのものを暖めたり冷やしたりするので、一度コンクリートが室温になると安定した環境になるメリットがあります。

デメリットとしては、外壁としての性能があるコンクリートを覆うのでさらに仕上げをしなくてはならず、今回のように防水が切れると断熱材に被害が出ます。

もし、外断熱なら同じような施工が必要なので外断熱をやっている業者さんを探すといいと思います。
もしくは建築をした業者さんはご存知ないのでしょうか?建てた所なら詳しいと思いますが。
断熱をしないで防水だけすると、夏や冬の暑さ寒さが酷くなると思います。

<あーす・わーくす http://office-ew.com

評価・お礼

鉄筋って さん

2016/09/30 09:31

回答ありがとございます。
このような施工方法もあるのですね。
納得しました。

外壁はコンクリート打ちっぱなしです。
断熱材等外壁、内壁ともについていません。

古い住宅なので結露等もすごいので、断熱に詳しい業者さんを探してみたいとおもいます。

ありがとうございました。

小松原 敬

2016/09/30 16:35

外壁にも断熱材がないとなると、おそらく屋上のみを断熱して日射による加熱を多少とも和らげようとしたのだと思います。

断熱改修は、内断熱の場合はスケルトン状態にしないとできないので引っ越しして内装も含めた大改修になります。
外断熱なら、お住いになりながらできるでしょう。

外断熱はどのような材料を使うか、窓やドアなどの開口部が引っ込むのでそれをどうやって仕上げるか、換気扇等の設備関係の付け直しをどうするか、などの問題があります。

きちんとした業者さんなり設計事務所をお探し下さい。

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