敷地に対する建物の配置(余白と直射光)
住宅・不動産 住宅設計・構造 2015/06/04 21:19家を建てたくて土地を購入しました。今の住まいの地続きで東隣になり、その土地の南隣は実家になります。
土地の大きさは東西に7.5m、南北に15mほどの33坪の長方形の土地です。
今の住まいが西道路に接道しており、建てたところで解体する予定ですので合わせると今の住まいを竿とする西入りの旗竿地形になります。
この旗部分に、建てたいのですが建物をどのように配置するのがベストでしょうか。
購入した土地は東道路で4m未満のためセットバックが30cmほどあります。
北は2階建てのお宅の駐車場部分。
南は実家の2階建て
西は3軒並び、南から順番に今の自分の住まい2階建て、3階建て、2階建てと密集しています。
今の住まいの北もですが南も総3階が建ってしまい、朝起きたら電気をつけ気持ちも息苦しく『間』『空間』『余白』を求めての購入となりました。家を建てることを考え始めてかれこれ4年での今に至ります。
予定になかった買い物をしたため家にかけられる予算が厳しくなってきてますが、家族4人が気持ちよく心豊かに暮らせたらと思います。
この地域は方位が振れており、購入した土地も真北が東へ30~40度ほど振れています。
建ぺい率60%、容積率200%
余白というゆとりとできれば日向ぼっこできる直射光の入る場所も一部どこかに欲しいのですがどのように配置したらよいのでしょうか?
また直射光や採光の為に吹き抜けや中庭も検討した方がいいのでしょうか?
よろしくお願いします。
yakkochanさん ( 静岡県 / 女性 / 46歳 )
囲われた敷地の設計
- ( 4 .0)
横浜駅近くで開業してる建築家です。
敷地が囲われてるケースと言うのは、密集してる市街地では良くあります。
そのような場合のアイテムと言うのは、中庭や吹抜けや二階リビング、インナーバルコニーなど色々なものが考えられてきました。
それぞれを組み合わせるケースもあります。
ただ、家の設計とはそういうアイテムを借りてくるだけでは良いものにはなりません。
敷地には、良い点も悪い点も含めた「個性」というものがあります。
その個性をどう活かしてあげるかという中でそういったアイテムを取り入れていきます。
また、気持ちの良い家・健康な家とは単に日当たりだけの問題では無く、風をどう通すか、断熱をどのように考えるか、耐震性能や耐久性能をどう組み込んでいくか、等々様々な要素が絡んできます。
それらを紐解いて良い家の設計にし、施主さんの味方になって、工務店さんと協力したり時には交渉したりして監理していくのは設計事務所の仕事です。
良い家にしたいとお思いでしたら設計事務所にまず相談して下さい。
<あーす・わーくす http://office-ew.com >
評価・お礼
yakkochan さん
2015/06/07 11:45
早々のお返事、ありがとうございました。悩んでいる中で大変励みになります。
敷地形状が変わっており、お話にもいただいた通り個性豊かな土地となっています。
方位も振れておりますので、素直に北寄りに四角に建てるのがよいかそれともL型がよいのか、またL型なら東を開けるべきか西を開けるべきかなど悩んでいます。今の住まいが夏涼しく、冬寒いため太陽の光を求め、せっかくなら近所に気兼ねなく過ごせる中庭をと思っていました。さまざまな検討をしたいと思います。