小日向 るり子(心理カウンセラー)- Q&A回答「1人で頑張り過ぎずに。医療機関やカウンセリングの利用を」 - 専門家プロファイル

小日向 るり子
感情を否定せず、まず寄り添うこと、を理念としています。

小日向 るり子

コヒナタ ルリコ
( 東京都 / 心理カウンセラー )
フィールマインド 代表カウンセラー
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気分性変調症

心と体・医療健康 心の病気・カウンセリング 2015/03/22 16:37

母が約8年前ぐらいから、軽いうつ病と診断され、
毎年ではないですが、春の季節を感じるようになったぐらいにうつ状態になっていました。
春の季節が終わると、いつもの元気な母になっていました。
もちろん、その頃から病院も通っており、薬も服用し続けておりました。

しかし、昨年春から約1年、春を過ぎてからもずーっとうつ状態が続き、
今も何もする気が無く、1日寝ている状態です。
病院で再度、確認したところ、気分性変調症と診断されました。
ネット等で色々調べましたが、慢性であること、2年以上続く・・・など、
悲観的な情報ばかりで気持ちが下がります。
母は寝る前に、ソレントミン2錠、スルピリド1錠、トラソドン1錠を飲んで寝るのですが、
最初の3~4時間ぐらいは眠れているようですが、本人は寝た実感はないようです。
毎晩ではないですが、私が母が眠っているかどうかを確認してから寝て、
朝、寝ていた事を伝える日々が続いています。
本人が寝た実感がないことで、「眠れないのは薬のせいだ」とか、
「おかしくなったのは薬のせいだ」いう事があり、正直、こまっています。
(医者にも伝えたのですが、薬でおかしくならないとは言っておられました)
そのせいか、病院に行くのも嫌だというようになり、何かと理由をつけて
行かないと言って、本当にこまっています。
また、気分性変調症が関連しているのかはわかりませんが、
つい先日、母の知人に無言電話をかけたり、リモコンなどの電気機器をボタンを色々触ったり、
車のレバーを触ったりと、今までにない母を見ることがありました。
(ただし、今はいたずら電話はなくなりました)
認知症を疑いましたけど、ちょうど3ヶ月前にシビレの症状で脳外科に行き、MRLなど受け、
脳には異常な無いと言われているので、認知症の疑いは無いと思っているのですが・・・。
とにかく、病院に行かない状態では少しでも良くなるどころか、悪くなるばかりではないかと気が気ではなりません。
無理に行かせるのも、母にとってはいけないことだということもわかっております。

母とどう向き合えばいいのか、どうしたらいいのかがわかりません。
今の状態が続くと、私自身の精神状態が保つことができるのかどうかも不安です。

tamachoko15さん ( 東京都 / 女性 / 42歳 )

小日向 るり子 専門家

小日向 るり子
心理カウンセラー

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1人で頑張り過ぎずに。医療機関やカウンセリングの利用を

2015/03/23 15:05
( 5 .0)

tamachoko15さんはじめまして。
フィールマインドカウンセラーの小日向るり子です。
お母様の状況に加え「気分性変調症」のネット情報をご覧になって暗澹たる思いになってしまったんですね。大変お辛い日々だと思います。
私は医師ではありませんので、薬の有用性や診断をすることができません。あくまでカウンセラーとしてのアドバイスということで以下お読みください。
お母様は、ご自分の心身の状態が辛い(気力が出ない)ということに加えて、薬を飲んでも症状が改善されない、むしろ悪くなっていると思い込んでいるので、それが益々病院嫌いを加速させてしまっているのだと思います。
ですので、もしお近くに別の病院があるのでしたら医師を変えてみるということも考えてみられたらいかがでしょうか。できれば受診前にあらかじめ「母は現在の薬に不信を訴えるので、別のお薬を処方してくださいますか」とお願いしてもよいと思います。医師がそうした精神的な状況も把握して対応してくれると思います。医は製薬会社(薬の名前)は異なるものの、効能は同様のものが多くありますので、お母様が「違うお薬なんだ」と思うだけで不眠などが改善されることも十分に考えられると思います。
それと並行して、お母様にカウンセリングを受けていただくのもよいと思います。お母様が辛い気持ちを吐き出すことで楽になるという効果もそうですが、何よりもtamachoko15さんの精神的な疲弊を防ぐというためです。介護は、介護者の方も精神的に参ってしまうことが少なくないのですが、その原因として、介護する家族の方が気持ちを吐き出す場所や頼れる人がいない、ということがあります。
tamachoko15さん自身もカウンセラーに感情を吐きだし、時にはアドバイスをもらいながらお母様の介護をしていく、という協力体制が気持ちを楽にしてくれます。
どうかお一人で頑張り過ぎないように。家族や親せきでは逆に頼りにくいときは、こうしたカウンセラーや相談員を上手に利用してくことも考えてみてくださいね。

なお、痴呆についてですが、痴呆外来がある病院では詳しく心理検査をしてくれますし、それとMRI画像を照らし合わせての総合判断ができます。何とかなだめすかして1回病院に行けるといいですね。行ってしまえば、医師も看護師も老人対応に慣れていますので上手に診察してくれます。痴呆が全く大丈夫なのか、少しあるのか、といった正確な診断があると対策も考えられます。認定によってはヘルパー利用も可能になります。
こうした情報も、お住まいの地域の精神保健福祉センターに相談すると、病院紹介などしてくれます
。公の相談機関は気軽に利用してよい場所ですので、遠慮せずに活用されてくださいね。

tamacyoko15さんのお気持ちが少しでも楽になれることをお祈りしております。

評価・お礼

tamachoko15 さん

2015/03/24 23:07

早速の回答どうもありがとうございます。アドバイスをいただいて、少し楽になりました。医師(病院)を変えてみる方法は、実は以前より検討していましたが、医師(病院)を変えることも抵抗があるようです。でも、受診前にあらかじめお願いするということは全く考えていなかったので、ちょっと方法を考えてみようと思っています。カウンセリングについても、母だけでなく、私自身もカウンセリングが必要だということも気づきました。
痴呆についても痴呆外来という科があることも知りませんでした。今は病院に行くことに抵抗がありますから、様子を見て行ってみたいと思います。
自分にとっては考えもつかないアドバイスでしたので、気持ちだけでも本当に楽になりました。どうもありがとうございました。

小日向 るり子

2015/03/25 12:07

高評価とコメント、ありがとうございます。痴呆外来は「もの忘れ外来」と看板を出しているクリニックもあります。東京にお住まいなんですよね。東京ですと、200件以上の痴呆、もの忘れ専門のクリニックがあります。お母様の様子と相談しながら一度受診できるといいですよね。痴呆のことだけでもはっきりしたらずいぶんと安心できると思います。
また、医師(病院)を変えることについてですが、初診の場合は特に、医師にとっても、今、患者さんがどういう状態なのか、ということをあらかじめ知っておくと非常に診断がしやすいので、遠慮せずにお母様が薬に対して不信感を持っていて飲みたがらないことを伝えてください。
介護する方は、介護に集中しなければならないあまり、ご自分の心のケアをつい見落としてしまうことが多いです。ぜひ「無理せずに感情を吐きだすこと」ができる時間と場所をご自分のために確保してくださいね。

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