木下 裕隆(税理士)- コラム「「結婚」と税金 〜配偶者控除と配偶者特別控除〜」 - 専門家プロファイル

木下 裕隆
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キノシタ ヒロタカ
( 東京都 / 税理士 )
木下裕隆税理士事務所/有限会社TAC 有限会社TAC代表取締役 税理士・CFP
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「結婚」と税金 〜配偶者控除と配偶者特別控除〜

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サラリーマンA氏の税金簿 2006-06-30 00:04
時はさかのぼり、昨年末のAさんの結婚式。みんなに祝福され、今日から幸せな家庭を築き家族を養っていかなければ、と気を引き締めるAさん。奥さんをもつと控除が増えて税金が安くなると聞きましたがどうでしょうか・・・。

所得税及び住民税には配偶者がある場合の所得控除として、次の2つがあります。

1配偶者控除
2配偶者特別控除

以下、所得税について見ていきたいと思います。

1配偶者控除
合計所得金額が38万円以下*1で生計同一の配偶者がいる場合に38万円の所得控除が受けられるものです。(年齢等一定の要件を満たす場合には上乗せ額があります。)

2配偶者特別控除
合計所得金額が38万円超76万円未満*2で生計同一の配偶者がいる場合に最大38万円の所得控除が受けられるものです。ただし、申告する本人(Aさん)の合計所得金額が1,000万円*3を超える場合には適用がありません。

これらの対象となる配偶者がいるかどうかは、その年の12月31日の現況で判断します。
Aさんの奥さんは結婚を機に専業主婦となる予定ですので、来年からは配偶者控除が受けられそうです。

ちなみに、いただいたお祝金には贈与税はかかりませんのでご安心下さい。
この他にも香典や見舞金や年末年始の贈答品なども贈与税は課税されません。(それらが社会通念からかけ離れている場合は別ですが・・・)
*1給与収入のみの場合は年収103万円以下*2給与収入のみの場合は年収103万円超141万円以下*3給与収入のみの場合は年収約1,230万円
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