大塚 嘉一
オオツカ ヨシカズコラム一覧
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埼玉弁護士会会館
写真は、埼玉弁護士会の会館です。JR浦和駅西口を降り立って、裁判所に向かい、裁判所をちょっと過ぎたところにあります。 鉄筋三階建てです。弁護士会の事務局が入っています。 会長や副会長が詰めています。各種委員会もここで行われます。 しかし、会員の総会を開けるほどのスペースはありません。 そろそろ、もう少し余裕が欲しい、裁判所に近いところがいい、などという声が聞こえてきます。(続きを読む)
浦和の鰻屋と埼玉弁護士会
当事務所のある浦和は、地名から想像できるように、昔は川魚がたくさん獲れたようです。今も鰻屋さんが、多くあります。鰻の蒲焼の消費量は全国一、と聞いたことがありますが、さもありなんという感じです。 人それぞれ贔屓の店があるわけですが、地元の人たちの通う店と、東京をはじめとする他所からのお客さんの好みとは、微妙に違うようで、興味深いものがあります。 旧中山道沿いにある山崎屋は、浦和の特色というすこし固め...(続きを読む)
諸行無常
写真は、JR浦和駅西口交差点の一風景です。煉瓦造り風の中央の建物は、銀座四丁目交差点で言えば、和光のあるあたりに位置します。 私が弁護士になった昭和63年、その建物は山一證券でした。その後、同社は平成9年に経営破たん。一時、外資系の金融機関が入っていましたが、現在は、紳士既製服の販売店になっています。 気がつくと、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常のひびきあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあら...(続きを読む)
調停成立
私は、さいたま簡易裁判所の調停委員を拝命しています。 訴訟が、厳格な手続に基づいて証拠調べをし、当事者のどちらの言い分が正しいか判決で判断を示すのに対し、調停は、調停委員が当事者の言い分を聞き、間に入って、お互いに譲り合って合意で解決しようとする制度です。諸外国にはあまり例がないそうです。聖徳太子の17条憲法の「和を以って貴しとなす」の精神が生きているのでしょうか。 今日、私が調停委員を務める調停...(続きを読む)
国会図書館に行ってきました
今日、東京地裁に出かけた帰りに、国会図書館に寄って、文献を調査してきました。 私の事務所は、書籍については充実していると自負しています。最高裁判例集は、民事刑事とも、揃っています。解説もあります。判例時報、判例タイムズもほぼ全部揃えてあります。単行本は、毎月、新刊書をチェックし、必要なものは購入しています。 それでも国会図書館には敵いません。日本国内で出版される本は全て集められることになっており、...(続きを読む)
綱紀委員会委員に就任しました
平成19年度の埼玉弁護士会の綱紀委員会の委員に任命されました。 昨18日は、第一回目の委員会でした。 綱紀委員会は、会員の弁護士に対する懲戒請求があると、懲戒相当か否かを判断します。 弁護士会の自治、独立性を担保する重要な委員会です。 最近、弁護士の非行が新聞記事となることも少なくありません。 ときに「泣いて馬謖を切る」ことも要求されます。 及ばずながら精一杯努めたいと思います。(続きを読む)
それ行けスマートフォン-弁護士はスマートか?
遅蒔きながら、スマートフォン、入手しました。 基本的に携帯電話ですが、スケジュール管理などのPDA(Personal Digital Assistant)を兼ねています。インターネットのウェッブサイトも見ることができます。 欧米では、早くから相当流行っていたそうですが、日本では、まだまだのようです。 私のは、日本のメーカーの物です。かつて同社の電子手帳が一世を風靡したことがありました。今では、持っ...(続きを読む)
天皇、司法修習生、植木等
「日本で責任を負わないのは、天皇と司法修習生だけなのだから、思い切ってやれ。」 埼玉弁護士会で、弁護士の実務修習を開始する司法修習生たちを前に、挨拶をするときの、私の得意のギャグです。毎回、「寒い」と言われながらも、止められません。 法曹志望者は、司法試験に受かって、司法修習をすることになります。その一環として、裁判所、検察庁、弁護士会で、実際に実務を修習する機会があります。私は、埼玉弁護士会で、...(続きを読む)
死刑宣告者の心構え(その4)−裁判員の場合
あなたは、裁判員になったとき、被告人に死刑を言い渡すプレッシャーに耐えられますか。 今般、裁判員制度が成立しました。これによって、量刑が厳しくなるのか、緩やかになるのか、議論のあるところです。しかし、より本質的な問題は、裁判員が、死刑を言い渡すべきか否かの問題に直面する場合がありうることです。そして、死刑相当の判断に至ったときは、裁判員すなわち市民が、死刑を宣告することになります。 アイスキ...(続きを読む)
死刑宣告者の心構え(その3)−裁判官の心理
壇上の男が前に進み出て、両手を上にかざして叫んだ。 …死者よ。天上の死者よ。殺人者に殺された者よ。死刑に処せられた者よ。冤罪で死刑になった者よ。照覧あれ。 私は今この被告人をそちらに送り出すことを決断し、死刑を宣告します。私は、裁判を通じて、被告人が本件犯行の犯人であることを確信しました。彼の犯行は、あまりに酷く、我々の人間性に対する信頼を裏切りました。我々は、もはや彼を仲間と認めることはで...(続きを読む)
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