大塚 嘉一
オオツカ ヨシカズニキ・ラウダのサイン
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自宅の私の机の上には、ニキ・ラウダのサインが飾られています。もっとも唯今現在は、好奇心旺盛で、興味のある物を秘匿し、その秘匿場所を失念することを特技とする小動物が我が家に棲みついている関係から、机の奥にしまわれていますが、早晩復帰する予定です。
ニキ・ラウダは、F1のドライバー。かつて名車312Tを駆って、1970年代のフェラーリの優勝に大きく貢献しました。レース中の事故で大怪我を負いましたが、それを克服して活躍したことでも有名です。モータースポーツファンなら誰でも尊敬する名ドライバーです。
時は1995年4月8日、場所は三重県の鈴鹿サーキット。彼は、当時フェラーリの総代理店であったコーンズが開催した新型車の発表会に招かれて来日していたのでした。パーティーの人ごみの中で彼を発見した私は、興奮して駆け寄り、サインをお願いしたというわけです。一緒にいた、当夜知り合った素敵なご夫婦にカメラを渡し撮ってもらった、フラッシュに浮かび上がる彼とのツーショットも残っています。その後、彼が、サインや握手、写真をねだるファンに取り囲まれる騒ぎになったことは言うまでもありません。
実は、私は、もう一人、モータースポーツ界の偉人のサインを持っています。
フェラーリは、ニキ・ラウダの活躍後、しばらく低迷を続けました。代わって活躍したのが、ホンダです。そのホンダが、勝ちすぎてF1を退場したとき、高回転エンジンの秘密をフェラーリに残して行った、と言われています。果たして、その後、フェラーリは、またまた復活して優勝数を増やし続けるのでした。
さて、私がそのサインを持つ、もう一人の偉人とは誰でしょうか。先のフェラーリの復活劇に関係のあるメーカーの顔ともいうべき方なのですが。
答えが分かる人には、ヒントを与えすぎてしまいましたか。
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