山内 ケイト(ビジネスコーチ)- コラム「情報の欠如は信頼関係を構築できない」 - 専門家プロファイル

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ヤマウチ ケイト
( 東京都 / ビジネスコーチ )
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情報の欠如は信頼関係を構築できない

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行動心理 2012-07-09 15:17

少し自分を出していこうかな。。。



私は、話に「理論的に辻褄が合わない」とか「違和感を感じる」と思うと、
ついつい話の信ぴょう性を疑ってしまっています。


最近、「これXXにとっても良いのよ!」とか、「これXXに効くから」などと
化粧品やサプリメントなどを勧められることがよくあります。

本当に良いものを進めてくれる場合もありますが、それを勧めることによって
その人にお金が入ってくるようなときは余計に違和感が強くなります。

「売るために良いことばかり言っているのでは?」と。


勧められるたびにどうしても納得がいかず、でもそれを追及できない私がいます。


ここで追及してしまうと関係が壊れてしまうと思うから、どうしても
当たり障りのない返事をしてしまいます。
後で後悔もしてます。

あの時なんでこう聞かなかったんだろうって。


みなさんも多かれ少なかれこういうことはあるのではと思いますが、
これらに違和感を覚えることはありませんか?


NLPという心理学では、
「人は無意識のうちに話の情報を「削除」「歪曲」「一般化」する。」
と言っています。

削除・歪曲・一般化は、普段私たちが使う意味とは少しイメージが違う部分が
ありますので、きちんとここで説明しておきます。


 削除 deletions :一部の情報だけが選ばれる。または一部が省略される。
 歪曲 distortio :自分が解釈を加えて理解した情報。
 一般化 generalizations:情報をチャンクアップした状態。
          つまり、情報を大まかな情報でとらえていること。

これらのことを無意識でおこなっています。

人は、無意識のうちに自分の知っている情報の自分に都合の良い部分を
自分の都合の良い解釈を加えて、一部は大まかに表現を変えて、
相手に情報を伝えるという事をしているという事です。


削除・歪曲・一般化に関してはもう少し詳細がありますが、
ここでは省略します。



それで、最初の言葉をもう一度、最初に飽きた言葉を見てみましょう。

「これXXにとっても良いのよ!」


この言葉だけだとかけている情報がたくさんあるのは、お分かりでしょう。
では、欠けている情報というのはどんなことでしょう?

こんなことが挙げられます。
1.「とっても」というのは何と比較してどのくらい?
2.「良い」というのは、どういう状態と比較して良いのか?
3.「良い」というのは、何がどのように良いのか?
4.この状態は、誰にとって良かったのか?
5.4で良いと分かった時の条件は?
6.果たして、私にもよいとどうしてわかるのか?
  症状の原因が違ったら効果の度合いも違うのに。

他にもあるかもしれませんが、このようにいくつかの情報が
埋もれてしまっています。


つまり、「ある製品を使っている人のXXにとっても効果があって良かった」
というような情報を、削除・歪曲・一般化という脳の無意識の操作を経て、
「これXXにとっても良いのよ!」という言葉になっているのです。

これは、良い悪いではなく、どんな人にでも起こりうることです。


ですので、すべての情報を明らかにする必要があるとは言いませんが、
相手がどんな情報を必要としているのかを知り、そのことを説明をする必要が
あるのではと思います。

それをせずに「良いのよ」だけでは、相手の「YES」が取れていないので、
それ以上の信頼関係は難しいと感じました。

単純に、相手が知りたいことは何かをよく聴き取り、それを補う情報を
相手に与えるだけでいいのです。


また、こんなことも思います。


その人が本当に困っている状況が分かっていっているならいいけど、
そうかどうか分からないのにそうと決めつけて「XXに良いのよ」というのも
止めて欲しいなと。


例えば、「これ、食物繊維が多く含まれていて、便秘に良いの」と
言われたとします。

女性は便秘が多いので相手もそうと思ったのかもしれませんが、便秘症でない女性に話した場合は、相手はどう思うのでしょうか?

「失礼ね!私は便秘じゃないわよ」なんて思っているかもしれません。
言葉にはしないけど。

もしくは、
「私には関係ないけどなあ、、、、まあ聞き流しておこう」
なんてね。


しかも、便秘になる原因はいろいろあって、それによって対応の仕方も違うのに、
何でもかんでも食物繊維の摂取量が多ければいいというものでもありません。

例えば、「不溶性の食物繊維は水分を吸収すると十数倍にふくれるので、
腸の中を刺激し排泄を促す効果がある」のです。

そうなると、実際に取らなければいけない量より少なくても効果的な取り方があるという事です。

さらに、どのような原因の症状の場合にどのように効果があるのかってことが
実際にはわかってなくて勧めているので、質問しても答えられないのです。


以上のようなことがあるので、いくら勧められても私には必要ないと
ついつい思っちゃうわけです。


それが口に出して言えない私自身を少し直した方がいいかな?



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