井元 雄一(WHO基準カイロプラクター 健康科学博士)- コラム「カイロプラクティックの修士号って何ですか?」 - 専門家プロファイル

井元 雄一
「腰痛」「肩こり」「姿勢矯正」背骨のゆがみはおまかせ下さい!

井元 雄一

イモト ユウイチ
( 神奈川県 / WHO基準カイロプラクター 健康科学博士 )
しあわせ家族の安心カイロプラクティック KCSセンター 院長
Q&A回答への評価:
4.4/8件
お客様の声: 64件
サービス:0件
Q&A:41件
コラム:189件
写真:5件
お気軽にお問い合わせください
※ご質問・相談はもちろん、見積もりや具体的な仕事依頼まで、お気軽にお問い合わせください。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

カイロプラクティックの修士号って何ですか?

- good

日記 2012-09-27 13:26

カイロプラクティックの修士号って何ですか?


最近、カイロプラクティックの修士号についての問い合わせを多く受けます。
 

ご存知のように、WHOガイドラインにて、カイロプラクターの資格が明言されていますが、日本国内においては、この資格を有していると言える先生(国際基準クリア)は非常に少数です。
 

この基準をクリアしている先生は、海外の大学が発行する「学位」を持っています。
アメリカやオーストラリアが主ですね。 
 

修士号というのは、この「学位」の中でもより上位に位置する称号です。
学位は大きく分けると「学士号」「修士号」「博士号」の3つあります。 

この「学士号」もしくは「D.C.」という称号が世界から見た時のカイロプラクターの資格といえます。

(国民生活センターからも警告が出されていますが、接骨院などで行われているカイロプラクティックコースやWHO基準に満たない『自称』カイロプラクターの施術では骨折などの傷害が多いので注意が必要です。)


2012年に、日本の37名の優秀なカイロプラクターの先生たちが修士号を取得しました。
(この全員がオーストラリアのマードック大学出身のカイロプラクターというのは驚きですね。教育カリキュラムがとても優秀なのだそうです)

これは業界紙にも大きく取り上げられています。 




日本から37名の卒業生

『カイロ学科修士 学位を取得』 ーー カイロタイムズ88号(2012年9月1日発行)ーー


8月17日(金)、韓国ハンソ大学で学位授与式(卒業式)が開催された。

来賓としてハンソ大学の所在地であるソサン市の市長と副市長があいさつに立った。ちなみに、ハンソ大学とソサン市は「ドリームスタートプロジェクト」を実施しており、6歳から12歳の子どもたちに無料でカイロプラクティック治療を提供している。費用の50%をソサン市が負担。
 

ハンソ大学は1991年に創設された私立大学で航空学部がトップレベルで優秀なパイロットを輩出している。学部は航空学部のほか、人文社会学部、理学部、工学部、芸術学部、健康科学部がある。カイロプラクティック学科は健康増進大学院にある。日本人卒業生の37名はこの大学院の修士学位を取得した。式典に参加したのは36名。
 

東北岩手から参加した卒業生は3・11の東北大震災のときハンソ大学はいち早く日本赤十字を通して義捐金と奨学金を送ってくださいました。そのことが私たちの大きな力になりました」と答えた。
 

研究論文作成のために地元の大学教授と提携して進めた卒業生もいる。「勉強はあまり好きなほうではありませんが、研究をすすめるうちにのめりこんでいき、とことんつきつめていくうちに大学の教授を紹介してもらい素晴らしい研究ができました」と語った。

今回の37名の卒業生は全員マードック大学のCSCプログラム卒業生であり、すでに国際基準の教育を受けたカイロプラクターたちである。カイロプラクターとしては十分な教育を受けていることになるが、さらに上の大学院修士課程を受ける理由がどこにあるのか尋ねた。
 

「私はさらに上のPhDの取得をめざしてカイロプラクティックの研究や教育に貢献していきたい」「私たちがアカデミックな教育を学ぶことが日本のカイロプラクティック業界をよりよくするものだと信じています」「患者さまからいただいた利益をさらなるサービス向上のために再投資することで患者さまにお返ししたい」といった答えが返ってきた。
 

ハンソ大学のDr.HanSuk.Jungは「今回卒業した37名は勤勉で一生懸命に勉強されました。心から敬意を表します。正直私も、マードック大学のCSCプログラム卒業生たちがなぜMSが必要なのか戸惑いました。しかし、さらに上のアカデミックな学位取得を目指して勉強したい、研究者として教育者として業界のために働きたいという彼らの熱意に触れたのです。今後も日本の学生たちのためにベストを尽くします。」

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスQ&Aコラム写真