辰巳 いちぞう(経営コンサルタント)- コラム「結果オーライ野郎に告ぐ。プロセスデータを持て。」 - 専門家プロファイル

辰巳 いちぞう
今すぐやれることから、企業のリソースを活かした営業支援を実行

辰巳 いちぞう

タツミ イチゾウ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
株式会社SGOソリューションズ 
Q&A回答への評価:
4.8/5件
サービス:0件
Q&A:15件
コラム:45件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
03-5326-3618
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

結果オーライ野郎に告ぐ。プロセスデータを持て。

- good

経営者・管理職向け 顧客志向のソリューション営業 2010-10-06 08:38

 

「売れりゃーいいんだよ」

「勝ちゃーいいんだよ」



ビジネスの世界でも、スポーツの世界でもこんな人がいます。

はっきり言います。

 

結果がよければそれでいいのは間違いです。

 

ただし、経過はよくないが、せめてもの気休めで言うならそれでいいでしょうね。

 

今日は「経過」とか「過程」のお話。

 分かりやすく、スポーツの勝ち負けから例を挙げると・・・

 

ホームランを30本打つ一番バッターがいます。

ホームランは一発で得点につながるので、マネジメント側はとてもうれしい

ものではあります。

 

しかし、一番打者という役割から勘案すると、欲しいのはホームランよりも出塁です。

あと、たくさん相手投手に投げさせる粘りです。

 

球の見極めや、相手投手を早々に消耗させるなど役割は大きいのです。

 

仮にその一番バッターの一発で簡単に点が入ったとしても、役割を果たせなければ

ただの一点です。

 

役割を担って、それが正確に機能して得られる勝ちはとても価値あるものですが、

そもそも確率の低いホームランという方法で点が入って勝ったとしても

それは決していいか勝ち方とはいえないでしょう。

 

勝ちゃーいいということではないのです。

 


ではビジネス側面はどうでしょう。

 

売れたというのはあくまで結果であって、売るべきターゲットに、やるべきアプローチで

正しいニーズ発掘で、適正な提案で契約が取れたかどうかが重要なのです。

 


月間や年間の売り上げ目標が達成しても、過程の充実感や達成感が欲しいもの。

 


過程の充実感や、達成感のない売上達成は、土台の弱い建造物と同じです。

ニーズの年間カーブが狂ったときに、結果オーライでは、何も手が打てません。

 

売れなかったこともまた、結果オーライだからです。

 

 

狙った過程で、狙った売上がとれたかどうか。

 

これができていないことに危機感があるか。そこは重要です。

 


売れりゃーいいんだよということではありません。

 


過程を示す「プロセスデータを有していますか?

 

野球で言うなら、出塁率、得点圏打率、防御率など。

営業で言うなら、見込み進展率、提案率、クロージング率などが

それにあたります。

  

優れたマネジャーはプロセスデータをたくさん持っています。

あなたの会社にプロセスデータはありますか?

 

 


 

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスQ&Aコラム