三森 敏明(弁護士)- コラム「突然の出費から負債が増大し、債務整理へ」 - 専門家プロファイル

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ミツモリ トシアキ
( 弁護士 )
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突然の出費から負債が増大し、債務整理へ

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任意整理 2006-06-14 01:30
 世間では、バブル期を越える好景気が続いているといいますが、実感できる方はそう多くないと思います。むしろ,終身雇用制は事実上崩壊し,所得も順調に伸びなくなりました。銀行のようなかつては倒産する心配がないとされた優良企業でさえ,自己責任を取らされ倒産するような時代です。社会の仕組みに大きな変化があったことを強く認識する必要があります。
 また,普通に生活していても,突然の体調不良による医療費の支出,出産に伴う出産費の支出,リストラなどによる失業,出産や結婚のお祝いの出費,他人の保証債務の履行などにより急な出費がかさむこともあります。所得の増加を見越して住宅ローンを組んだのに給与体系が変わってしまい,当初の予定とは異なり月々の住宅ローン返済が大きな負担になることもあります。このような事態になると、どうしても、「急場しのぎ」「今回は仕方がない」などと考えて,やむなくクレジットカードのキャッシングサービス,消費者金融業者からの短期少額の借り入れなどを行うことになると思います。
 しかし,これが実はとても危険なのです。それは何故かと言いますと,キャッシングサービスや消費者金融業者からの借り入れには,利息制限法の制限金利を大きく越える超高金利の存在により大きな利息の負担を覚悟しなければならないからです(利息制限法を越える金利の設定は,本来は無効)。つまり,なかなか元本部分の返済がすすまず結果的に借金を借金で返済することになり,いわゆる「自転車操業」のような事態に陥ってしまう危険性がとても高いのです。
 こうなると,大きく膨らんだ債務を整理する必要が生じることになりますが、次回では具体的な債務の整理方法について説明しましょう。
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