初めましてカウンセラーの堀江と申します。
中学校の時のいじめが原因で対人恐怖になってしまわれたのですね。
発達障害の方は、人により様々な特性に違いがあるようですが、一般的な人と少し何かが違うと言うことがあり、いじめの対象になってしまうことも良くお聞きします。

その特性の一つに人との距離感が掴みにくいと言うのがあるのですが、人により
●無邪気なため、人との距離が近すぎて、他人の方が遠ざかってしまう人
●人とどう接して良いのかわからず、人を避けて孤立してしまう人
と言う様に、両極端と言える程の違いがあります。

あなたが悪い所があると言うわけでは無くても、人と違うと言うだけで小学校・中学校などでは、周りの生徒たちも精神的にまだ幼いので、一部の生徒は「人と何か違う」と言う個性を受け入れられず攻撃してしまい、いじめ被害に合いやすい環境となってしまいます。
そうした被害により精神的な傷を負ってしまうことを2次障害と言いますが、大変お辛い思いをされたことでしょう。
また、特性として大変記憶力が良いと言う方も多く、いじめの記憶が人一倍記憶に残ってしまい、10年前のことでも、まるで昨日いじめられてしまったかのように鮮明にその記憶が甦り、精神的に不安定になってしまう方もおられるようです。

高校や大学になると、周りの人達も成長してくるので、いじめを受ける事は少なくなります。
社会人になると「色んな個性があるのが当たり前」であることも理解し、発達障害の人も大分生きやすい環境となる事が予測されます。

まりるさんは、いじめられた経験がありながら、交流を広げようと努力されておられるのは、とても気持ちの強い方で、立派だと思います。

ただ、人の感情を客観的に想像する事が苦手な為、人がなぜ声をかけて来ないのか？と理由を考えた時に「容姿に原因がある」と思い込まれてしまわれておられるのではないかと思われます。
理論的に物事を考える傾向が強い方が多いので、理論的に考えれば「容姿を磨けば良い」と答えが導かれてしまいがちですが、実際にはもっと複雑な感情的な理由があるものです。

私の推測でしかありませんが、まりるさんはいじめの傷がまだ癒えておらず、そのため人前でとても緊張していたり、怖くて顔がこわばっていたりして、そのため周りの人も気楽に声をかけずらい様な状況になってしまっているのではないでしょうか？
顔がこわばっていると、周りからは「何かこの人怒っているのかしら？」と誤解して思われてしまう様な表情になってしまっている事があるものです。そんな雰囲気があったら近寄りにくいですよね。

恐らく整形などするより、まずは鏡を見ながら、ニコニコと笑う練習をした方が、現実的ではないかと思われます。

ただ、難しいのは心の底で恐怖を抱いているのに、顔だけ自然にニコニコすることは難しい事です。

ですから、まず対人恐怖を軽減することが望まれます。

いじめの経験を克服して行くのは、発達障害など無い方でも、簡単な事ではありません。
場合によってカウンセリングをお受けになる事もお勧めいたします。
また、その際、自分はどう言う所が人と違うのか？を自分で理解し、少しでも人との交流を円滑にするには、どう振る舞って言動すれば良いのかを、具体的に学習して行く必要もあるかと思います。

若い男性は確かに物理的な容姿の善し悪しを重視する傾向があります。
しかし、そんな容姿ばかり重視する男子は、もっと美人がいればそっちに心変りしてしまう事になります。
そんな移り気な男子と、安心して愛を育む事はどんな女性にとっても難しいものです。
また傷付くことになり兼ねません。
そうした意味でも、なるべくそのまんまのあなたを好きになってくれる男子と出会えます事をお祈りしております。