堀江 健一(恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)- コラム「ラブ理論 1 非リア充男子必見?愛とは献上する心」 - 専門家プロファイル

堀江 健一
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ラブ理論 1 非リア充男子必見?愛とは献上する心

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恋愛心理 自己受容 2015-06-28 00:10

ラブ理論

大ベストセラーとなった「夢をかなえるゾウ」などで知られる作家・水野敬也さんの恋愛ハウツー本を基にした新感覚ラブコメディー。


モテる事を夢見て、茨城から上京してきた今田君(演・大野拓朗さん)。

入学したての大学で、新歓コンパに出るも、チャラい周囲の学生達の乗りに付いていけず、一人酒をあおる状況に。

そこへ登場したのが清純派美女桐谷さん(清野菜名さん)。

同じ茨城から上京した事がわかり、意気投合して一目ぼれ。しかし、美女を前にそれ以上仲良くなれず、ヘタレな自分に自己嫌悪。

そんな自分を変えるべく東京一のハイレベルな歓楽街、六本木のキャバクラに修行のために黒服(ホール係り)として勤めることに。

偶然にも、そのキャバクラ「ピカレスク」には、あの桐谷さんも、キャバ嬢として働いていたのでした。

しかし、腰の引けてしまっている今田君には桐谷さんと仲良くなるすべもなく、ここでも撃沈。

だが、そこへ現れたのが謎の店長・水野愛也(演・片岡愛之助さん)。

彼こそが恋愛初心者・今田君に恋愛理論「ラブ理論」を説く恋愛体育教師だったのです。


店長の指導の下、恋愛未経験者が、無理目な女性と付き合えるようになるまでを描く、エンターテインメントラブコメディー!

と、まぁ一言で言うとこんな感じのドラマです。


特に女性から観たら、いかにもアホっぽいドラマに思えますよね。

確かに、そのまんまです。


恋愛未経験(直球に言えば童貞君)の地方から出てきた初心な男の子が、そもそもいきなり六本木のキャバクラで働こうと思うか?無理でしょ?


所々入る、キャバクラや、風俗の下ネタ的なあるある裏情報。


男目線のちょっとエロいシーン。


店長の指導が、いくら適切だからって、そんなに上手く、ドンドン桐谷さんと仲良くなれるものか?

つっこみ所満載です。



でも、私も男ですから、面白いところも満載と言えば、満載。
とてもサービス精神にあふれたドラマです。

しかし、正直、このドラマについてブログで書いたら、女性からは
「こんなの観てるカウンセラーって、どうよ?」
と思われてしまうのではないかと躊躇してしまいます。


でも、書いてしまいました!


愛之助さんの、期待を裏切らない暑いキャラが面白い!

そして、肝心の「ラブ理論」があなどれない!



どうも、私は「テクニック」とか「マニュアル」と言うものに抵抗があります。

お手軽に「マニュアル」通りに形だけ振舞えば、誰でも上手く行くでしょ、みたいな上辺だけなぞって気持ちが伴わないように感じるところに疑問を感じるからです。


ドラマで紹介される「ラブ理論」(原作・水野敬也さん)は、そうしたテクニック的な要素もありながら、きちんとそこに「愛」があるように感じました。

自分がモテるためのハウツーでもありながら、きちんと内容を理解すれば、「相手(女性)を理解し、女性を思いやる心が身に着く」内容のように思えます。

とかく、男性は、一見「女性のことを考えて、行動する」ように見えますが、
実際には
「自分がモテていい気分になる事」
「とにかくHすること」
「自分が傷付かないで済む事」

を中心に考えてしまいがちです。



相手への思いやりより、自意識過剰の方が勝ってしまうのですね。


特に初心の場合は初めてですから、仕方ありません。


最初から思いやりにあふれていたら、神様です。


思いやりの方が強すぎて、良い人になってしまい、恋愛対象になれないという悩みをお持ちの方もおられるでしょう。

しかし、その思いやりも、実際には男側が考えた自分勝手で、幻想的な「思いやり」で、単なる思い込みでしかないかも知れません。




このドラマは一見「自分が愛されるようになるにはどうするか?」を実践していくストーリーに見えますが、

実は「人を愛せるようにはどうするか?」という他者への思いやりの心を伝えるドラマではないかと思えます。



紹介されている理論を、実際に実践するためには大変な労力を費やす必要がありそうです。


簡単なテクニックではないでしょう。


でもこの教えを真剣に捉えて、女性が何を求めているかを知り、上辺だけではなく自分のものにすれば、それはすでに、「本当の愛に溢れた人」となれるかもしれません。


例えば、

主人公、今田君がある日、キャバクラ従業員の先輩に風俗に連れて行かれます。

色々サービスを受けてからピカレスク帰って来て、今田君がその余韻に浸っていると店長が現れ

店長「今田君。気持ち良かったみたいですね。ところで、風俗嬢にサービスを受けている時に、汚たないと感じませんでしたか?」


今田「ええ。実は最初はちょっとそんな風に感じてしまいました。
でも風俗譲さんが懸命に本気で奉仕してくれているのが伝わって来て、何とも言えない感謝の気持ちになりました」


「そうでしょう。彼女達があなたに示したのは、「献上する心」だったのです。
真心を尽くして、献身的なサービスをする心こそ、「献上」なのです。
あなたは、そんな献上心を感じてどう思いましたか?」


「なんだか愛おしいと思いました」


「そうなのです。
男女間においても想定外の献身的な行為には、恋愛を大きく進展させる効果があるのです。
これが今回の理論、『風俗おもてなし理論』だぁぁ!

今田ぁ!考えてみろぉ~。
お前が桐谷さんに、何を献上すれば、お前を愛おしいと思ってくれるかをぉぉぉ!」


「えっ!え~と・・・僕の全財産?」

「タカが知れてるわぁ!」

「えっと、僕が全力で作ったお弁当は?」

「乙女かぁ!」

「じゃぁ彼女しか愛さないと言う気持ちを込めて、彼女の名前をタトゥーに・・」

「引くわぁぁぁ!」



その後、桐谷さんが、体調が悪いにも関わらずお店で接客をしていた時、桐谷さんは気持ち悪くなってしまいピンチを迎えます。

その瞬間、今田君は最高の献身的な行動を行うのです!


ギャグと感動の絶妙なバランス。よく練られたドラマですよ。



男女の恋愛に限らず、「愛(ラブ)」に関する理論なのです。

伊達に愛之助さんや武田真治さんが出演しているわけではないんです!

ちょっとオーバーかな?

ぜひ男性に観てもらいたいと思います。


6月29日月曜 テレビ東京23:58~最終回です。




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