堀江 健一(恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)- コラム「がんばって努力してもなかなか実を結ばない「努力逆転の法則」」 - 専門家プロファイル

堀江 健一
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がんばって努力してもなかなか実を結ばない「努力逆転の法則」

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恋愛心理 自己受容 2014-02-01 09:29

 「今の自分でも充分良いのだ」

と思えて初めて心の余裕ができて、変わって行けると言う事があります。

誰でも自分の否定的な側面は受け入れたくないのが当たり前だと思います。

 

子供のころ通知表に「もっと積極的になりましょう」と先生に書かれて、確かに自分は消極的かもしれない。消極的ではダメなんだ、と思った記憶があります。

確かに世の中、消極的よりは積極的な方が、活発で良い子だし、周りからも評価され、望まれる性格でしょう。でも「自分は消極的でダメだ」と思っている子供(大人も)が、がんばってそうそう積極的になれるものでしょうか?

努力して、勇気を出して積極的に行動して、積極的になれた、という人もいるでしょう。

それは素晴らしい事だと思います。そうとうな努力と勇気を要したのだろうと思います。

しかし私は、持って生まれた性格もあると思いますが、そもそも「今の自分じゃダメなんだ」と思っているのに、そんな自分を人前で積極的に自己主張するのは難しかったですね。しかし段々と、消極的なのが自分で、それで仕方ないじゃないかと思えてくると、気負いがなくなり、人前で「そんなに意見が無ければ、がんばって言わなくてもいいや」と思えてきて、そうしたら楽でしたし、自分が付き合いやすい友達の中では、段々積極的にも振る舞えるようになって行けたかなと思います。

 

努力逆転の法則と呼ばれる法則があります。がんばって努力しようとすればするほど、結果は報われない方に悪化するというものです。がんばろうとすると、そこに焦りや気負いが出てしまい、余計な力が入り緊張が強くなり失敗すると言うものです。

また、がんばってもできなかったらどうしよう、、、という不安が生じてしまうのも、良い結果を産まなくなるものです。

 

もちろん努力は必要ですし、実を結ぶ事があるのも事実です。要は

結果ばかり考えずに、その過程が大切

なのだと思いますが、どうしても結果を重んじると、プレッシャーばかりが強くなってしまうものかと思います。

子供のうちから結果ばかり(例えば成績とか)を重視される様な教育を受けると、

「なるべく責任を負いたくない」

気持ちばかり強くなって、物事に対して消極的になってしまうのではないかなと思います。

だって「これをやってみたい!」と思っても良い結果が出せなかったら怒られてしまうようなことばかりだったら、「やめておこう」と思ってしまうのが当たり前だと思いますもの。

 

よくオリンピック出場選手などが、大会前に「楽しんで来たいと思います」というような発言をし、それに対して、「何を言っているか!国を背負って出場するんだから、死ぬ気でメダルを取って来い」みたいに目くじらを立てる意見を聞いたりしますが、個人的にはいかがなものかと思います。

青春をその競技の練習にかけてきた選手が、いい加減な気持ちでいるわけがないではありませんか。それなのにあえて過剰にプレッシャーをかけようとするのは、無責任な他人、自分の利益だけを考える自己中心的な立場だから言える事の様に感じます。

 

現代の日本企業も成果主義の会社がほとんどでしょう。大人になり仕事に就くようになってからも、出世して給料が上がったとしても、責任が過剰に重くなって自分の時間も取れなくなるなら、別に出世もしたくない。そんな今の2030代の方たちの風潮も、わかるような気がします。責任だけ重くなったら割に合わないですものね。

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