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田中 宏明
タナカ ヒロアキ
使えないではなく使えない。
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こんばんは。
姿勢と動きのかかりつけトレーナーを
北海道中に育成する田中宏明です。
今の世の中、本当に様々な流派や方法論、
メソッドやテクニックがありふれていますね。
お客様も多種多様ですから、
提供する側も多種多様であることは、
良いことだと思いますが、
どうしても、
自分たちのメソッドを正当化させるためにであったり、
自分たちのプログラムを特別視させるために、
「◯○は使えない」
「○◯は本物」
というような表現も目にする機会が増えました。
（という自分も本物という言葉を使ってしまうときもありますが…）
「本物のトレーナー」…定義が難しいですよね。
何をもって本物と表現とするのか。
筋肉を鍛えて大きくすることに長けているトレーナーが本物？
動きや動作解析・評価・動作へのアプローチに
長けているトレーナーが本物？
両方出来るトレーナーが本物？
何年やったら本物？
私に答えはありません。
本物かどうかなんて、
自分で決める定義ではなく、
お客様であったり、同業者の方に、
そう思って頂けるかどうかです。
料理の世界と一緒で、
全員が、イタリアンもフレンチも中華もつくる必要はなく、
ボディメイク専門、動作や姿勢改善専門のように、
専門性を謳うことだって出来ます。
料理と違い、専門性を謳っても、
ボディメイクのために、動作改善が必要であったりもするので、
領域や役割・定義が明確になりなくいのが、
トレーナーという職業が「何屋？」と
思われる大きな理由なのかもしれませんね。
本物のブランドバッグを購入する人もいれば、
偽物だとわかっていても、偽ブランドバックを購入する人もいます。
全員が、本物を目指さなくたって、良いと思います。
自分が、どこを目指すかどうか。
自分が目指す本物を、
追求し続けられるかどうかなのだと思います。
弘法は筆を選ばずということわざがありますね。
〜〜〜〜〜
※Google検索より
能書家の弘法大師はどんな筆であっても立派に書くことから、
その道の名人や達人と呼ばれるような人は、
道具や材料のことをとやかく言わず、見事に使いこなすということ。
下手な者が道具や材料のせいにするのを戒めた言葉。
〜〜〜〜〜
素晴らしい言葉だと思います。
他者や他物を批判するということは、
自分の無能さ、未熟さを披露してしまうということ。
セミナーで聞いた。
本で読んだ。
数回使った。
数時間習った。
それで使えないと、見切りをつけてしまうこと、
20代前半の頃はありました。
でも、それは、その道具やメソッドが使えないのではなくて、
自分が使えなかった、使いこなすことが出来なっただけなのです。
万人に必要がなく、役にも立たず、悪いものなら、
この世からなくなっているはずで（例外はあるかと）
その道具を活用して、お仕事をされていたり、
お客様の体型や運動機能を改善した実績があるのなら、
それは使える価値があるもの。
様々な流派や団体がある中で、
お互いが、尊重しあうためには、
お互いが、もっと成長すること。
小手先のテクニックではなくて、
その道の名人や達人の領域に達するくらい、
基本的なことを徹底的に磨いていくことが
必要なのかなと、最近とくに感じるようになりました。
と他者や他物を批判している人を、
批判しているような文章を書く自分は、
まだまだですね（笑）・・・精進します！
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