田中 宏明(ピラティスインストラクター)- コラム「東北支援活動2017⑤最終日の朝。」 - 専門家プロファイル

田中 宏明
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タナカ ヒロアキ
( 北海道 / ピラティスインストラクター )
美ボディメイクスペシャリスト 
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東北支援活動2017⑤最終日の朝。

- good

2017-06-24 22:24

こんばんは。

東北支援活動報告ブログも最終回です。

 

いつもお読み下さっている皆様、

本当にありがとうございます。

 

最終日は帰る日。

 

8時過ぎには宿を出て、

フェリーで気仙沼へ、そこから3時間のロングドライブで

仙台空港経由です。

 

前日の疲労もあったし、

すべて終わった安堵感でもっと寝ていたかったけど、

樋口先生が、「6時に散歩行こう」と言うので朝散歩へ(笑)

 

でも、言って良かった♪

 

行かない後悔より、行く後悔。

(行って後悔することはほぼないのですが‥)

やらない後悔より、やる後悔を選ぶ人間です。

 

やらないと何も生まれないけど、

やることを何かを得ることは絶対に出来ます。

 

 

 

前日の夜も散歩したけど、

夜の海はどうも苦手で‥

でも、朝の海はとても気持ち良かった。

 

東日本大震災で、

被害に遭われた方の中には、

もう、海は見たくないと思われている方もいらっしゃいます。

 

憎いほど、

穏やかで静かできれいな海。

 

膝下だけ入りましたが、とても冷たかった。。

3月11日のあの日の水は、どれだけ冷たかったのだろう‥

どれだけ寒かっただろう‥

どれだけ恐ろしかったのだろう‥

 

僕には、想像することも出来ませんでした。

 

海辺を歩き、

岩場を乗り越え、

プライベートビーチのような場所に到着。

 

以下の写真は、

樋口先生が撮影して下さいました、

 

 

 

顎の位置が気になる。。

 

 

 

張り詰めていたものがほどけ、

少しだけ、はっちゃけてしまいました。

 

自然から教わることはたくさんあります。

自然の摂理に逆らうことは出来ません。

 

現代社会は、

物や情報が溢れすぎてしまいました。

便利になりすぎました。

 

昔はお水を使うのに、

井戸まで行って、地下水を汲まないといけなかったのに、

それが水道をひねれば、水が出るようになって、

ひねるのが面倒だから、レバーで出るようになり、

レバーが面倒だから、手をかざせば水が出るようになりました。

 

おかげで、

人は物や金に依存するようになりました。

ストレスを感じやすくなりました。

 

手をかざして水が出なかったら、

「なんだよ!」と思う方もいるでしょう。

 

蛇口をひねって水が出なかったら、

イライラしますよね?

 

便利な生活の代償はなにか、

食べ物もそうですね。

 

利便性を追求するあまり、

不必要なものが添加されるようになりました。

 

昔の人が見たら、

あなた達、何してるの⁉︎ですね‥

 

物を手にいれることが幸せ。

金を稼ぐことが幸せ。

美味しいものを食べることが幸せ。

 

では、

物も金もない人は、不幸なのでしょうか?

 

物や金への欲は限度を知りません。

「もっと、もっと」と欲が出てくるでしょう。

 

心が満たされるのは、いつでしょうか?

悲しいし、切ないけれど、

物やお金、食べ物で、満たさないと

バランスを取ることが出来ない方も

いまの世の中はたくさんいらっしゃいます。

 

それが良いとか悪いとかではなく。

 

物もお金も、

大切なピースです。

 

自分にとっての「幸せ」ってなんだろうか?

大切にしたいこと、大切にするべきことってなんだろうか?

お金とか地位とか、世間からの賞賛とかじゃなくて、

自分がやりたいことってなんだろうか?

 

5年前と同じように、

人としての道標を教わった今回の活動。

 

それを、2011年の震災が起きた年から、

毎年活動し続けている、樋口先生と長谷部さん、

本当に尊敬です。

 

今回、こうして同行させて頂きましたが、

行くことがすごい、行ったから偉いでは全くありません。

 

現地に足を運べなくたって、

心の中で、毎日のようにお祈りしている方もいらっしゃるでしょう。

それで、良いのだと思います。

 

このブログを読んで下さって、

1分でも黙祷をして頂くでも良いと思います。

 

札幌で生活していると、

3.11のことを考えない日だって、正直あります。

 

僕は、たまたま足を運ぶことが出来る環境にいました。

家族やスタジオのスタッフ、メンバー様、

声をかけて下さった樋口先生、

養成受講生、現地で色々と手配して下さった

皆さまのおかげで支援活動に同行することが出来ました。

 

本当にありがとうございました。

 

自分が今日も生きていること。

家族が生きていること。

好きな仕事が出来たこと。

 

それが、どれだけ有り難く、幸せなことなのか。

いまを見失う代償は、あまりにも大きいです。

 

3.11東日本大震災で、被害にあわれた全ての皆様、

改めてご冥福をお祈りするとともに、

いまもなお、ご家族とのご対面が出来ないでいらっしゃる方は、

1日でも早い再会が果たせますように。

 

皆様にとって、

穏やかで満たされた日常が、

少しでも早く訪れますように。

 

心からお祈り申し上げます。

 

 

あなたにとって、大切にしたいものはなんですか?

あなたにとって、幸せなことはなんですか?

お金が必要なくなり、家や車や宝石類が流され、

趣味が出来なくなっても、守りたいものはなんですか?

 

 

最後まで、お読み頂いてありがとうございました。

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