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気密の重要性。
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弊社の家づくりについて
2017-06-30 13:28
建物の断熱をよくすると、実は壁体内結露の危険が増しま す。プロの間では常識ですが、一般の方は高断熱!の売り に盲目になってしまうのです…ですから、壁体内に内部側からの湿気を入れないというのが基本。ということで、気密測定をして確認するのです。今回の結果は、0.3cm2/m2。これって実はすごい数値なんです。超高断熱高気密で売っている某メーカーさんでも平均で、0.59cm2/m2!と公に謳っていますが、弊社の今回のZEHは、その半分。しかも、弊社は基本グラスウール。一般的に、超高断熱高気密をうたっている会社は、グラスウールは気密とれないですよ!とか、壁の中でカビたり建物の寿命も短くなるし、健康にも被害が!なんて、謳い文句にしています。それって、実はちゃんと施工管理が出来ていなかったり、気密のことを本当に理解していないから起こること。グラスウールは、火災にも強く(不燃材ですし)、リサイクル品、そして、施工が容易で最大のメリットはコストを抑えられること。ただ、筋交いなどで断面欠損したりすることもあるのでその対策は必要。それらをできる会社が、ちゃんと高断熱高気密が出来る会社なのです。私は大工さんと一緒に、床下もぐって発泡ウレタンで最終補修、完璧にチェックし細かい部分をふさいだり、屋根天井もふたをする前に完璧に仕上げます。これが出来ているから、0.3です。だから出て当たり前といえば当たり前・・・ぜひ、これから建てる皆様は、その工務店さん、メーカーさんが手掛けている気密のC値を確認すること。そして、その方法や断熱性能、施工方法を確認することをお勧めします。現場で事件は起こっています。HP上、営業トークの場では起こりません。ZEH化を今後進めていくうえで、逆に性能の低い家が出来ていく可能性があります。それが現場というものです。私は、かれこれ大きなSRCから小さい木造まで現場人生もう25年になります。いろんなことがありました。職人さんとの行き違い、考え方の違い、コストのこと、そして工程のこと。考えないといけないとは、山積みです。一般の方が、展示場やHPで知れるうわべだけの知識は生きていない、生の現場の声ではありません。ぜひ、現場に目利きが聞く建築のプロに家づくりを任せることをお勧めします。
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