異性からの嫌がらせ〜セクハラ(3)
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男性上司から性的に不快な言動をされたり、職務や人事で差別されたりと被害の状況は様々であります。皆様方、心が深く傷ついていらっしゃり、眠れなくなったり、悪い夢を見るようになったりされています。朝は会社へ行くのが嫌になり、行ったとしても今まで通り集中して仕事ができなくなってしまいます。そして、休職・辞職をされる方も少なくなくありません。
自宅で休んでいると、嫌がらせをされたのにどうして自分が休んだり辞めたりしなければならないのかと悔しくて仕方ありません。怒りや悔しさを覚えられる方は未だ良い方で、あのようなことをされたのは自分が悪かったのかと自責的になったり、自己嫌悪に陥ったりされる方さえもいらっしゃいます。最悪の場合は手首自傷(リストカット)をされたり、過食嘔吐を繰り返されたりするようになります。
このような場合には、ある程度、気持ちが落ち着いてから、事態を冷静に省みて、ご自身には然程の非はなく、悪いのは相手の上司であると改めて自覚することが必要です。そして気持ちが癒されてから、相応の慰謝を求めることもあります。しかし職場や周囲の評価はどうしても地位ある男性上司へ傾いてしまいますから、その際は十分な準備や協力が必要となります。従って、対処の方法としてはパワハラの場合と同様に、セクハラであると認識すること、職場内に理解者・協力者を求めること、レベルに応じては告発・訴訟も辞さないこと、が必要です。
銀座泰明クリニックでは職場や学校のセクハラに悩み、心傷つかれていられる方々のお気持ちに寄り添いながら、適切な医療的援助をご提供してまいります。どうぞお気軽にご相談して下さい。
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