受診しない代りに〜コーヒー(1)
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2006-12-26 12:30
前回まではお酒や煙草などの嗜好品を大量に摂取すると肝硬変や肺癌などの身体疾患をもたらす副作用と、更に睡眠薬や精神安定剤の代わりに用いられた時には依存症となる危険性についてお話しました。今回はコーヒーや甘いものといったより身近な飲食物についてご説明いたします。
コーヒーはお酒よりも日常的に摂取されている飲み物です。未成年の方でも飲めますし、朝昼でも職場や学校でも飲めます。しかしお水とは異なり、立派な薬理作用を有しています。すなわち「カフェイン」で、カップ一杯約50〜100mgを含んでいます。カフェインは「覚醒・興奮作用」を持ち、眠気や疲れを飛ばしてくれます。最近では朝から飲んでもらおうと朝用の缶コーヒーがよく売られていますが、その場合は通常の1.5倍量を含んでいるようです。(続く)
銀座泰明クリニック