受診しない代りに〜お酒(3)
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2006-12-26 10:58
しかしそのような方も、自分だけは大丈夫だろうと思うかもしれません。と言いますのは、アルコール依存症という病気はなかなか自覚(病識)を伴わないのです。周囲は問題だと思っていても、本人はそれを認めようとせず、飲酒を止めないで、病院へ行こうともしません。このような考え方は「否認」と呼ばれ、アルコール依存症をはじめとした物質摂取や行動異常を伴う精神障害によく見受けられる現象です。従って治療の入口は、自分でも「まずい、このままではいけない」と思うようになるところ(底つき体験)から始まります。そして現実的な生活や仕事上の問題に直面化し、「どうにかしなければならない」という問題意識を抱くことが必要です。銀座泰明クリニックではお酒に関わる様々なご相談に乗り、適切な治療や援助手段をご提供してまいります。必要に応じて、内科や消化器科をはじめ各科と併診し、状況に応じて、専門病院や大学病院へもご紹介いたします。「まずい」と思われましたら、どうぞお気軽にご相談して下さい。
銀座泰明クリニック