辻畑 憲男(ファイナンシャルプランナー)- コラム「住宅購入は健康に注意!」 - 専門家プロファイル

辻畑 憲男
住宅と保険。自らの経験を活かしたライフプランをご提案します

辻畑 憲男

ツジハタ ノリオ
( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
株式会社FPソリューション 
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住宅購入は健康に注意!

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2018-02-21 18:28

  体が資本とよく言われますが、健康は大切ですね。これは住宅購入においても当てはまります。住宅購入をするときには、多くの方は住宅ローンを組みます。住宅ローンを組む時にフラット35(※)以外は団体信用生命保険の加入が義務になります。団体信用生命保険とは債務者が亡くなったときに残債を全額支払うための死亡保険です。一般的に債務は本人が亡くなると一括返済になります。よって、通常は保険を掛けないと返せる人がいないので保険に加入しないとなりません。この保険は死亡保険ですので告知があり、健康状態を問われます。告知に引っ掛かり保険に加入できないと住宅ローンが組めなくなるという訳です。フラット35で団体信用生命保険に加入しないのであれば、債務者が亡くなったときの返済の仕方を考えておかないとなりません。団体信用生命保険の告知義務違反を勧めてくる不動産会社もいるかもしれませんが、万が一の時に保険金が支払われなくて困るのは自分自身です。気を付けてください。また、団体信用生命保険に加入できたからと安心ではありません。団体信用生命保険に加入すれば亡くなったときは債務を一括返済してくれるのですが、病気やケガで働けない状態になったときに住宅ローンの支払いに困ります。よって、住宅ローンを組んだら、健康には十分注意して生活をしないとなりません。できるだけ当初の自己資金を多く準備して働けない状態で困ったときには売却できるように債務が残らない状態にしておくべきでしょう。そうすることにより住宅ローンの支払いよりも賃料の低い住宅に移るなどの手段が考えられます。頭金ゼロでの購入はおすすめできません。また、不動産会社の方は常に売るために住宅ローンの種類は関係なくその時の一番低い金利のものを勧めてきます。今は変動金利を勧めてくることが多いです。変動金利は6か月に1回金利が見直しになり、5年に1回返済額の見直しがあります。変動金利を選んだ場合、金利が上昇すると5年間返済額が変わらないのですが、金利が上昇した分元金が減らなくなります。また5年後には返済額が増える可能性があります。その金利上昇リスクを不動産会社の人に伝えると金利が上昇したら借り換えをすればいいと言いますが、金利が上昇するときには長期金利から上昇します。よって、自分の借りている住宅ローンの変動金利の金利が上昇した時には10年固定金利や20年、30年の固定金利はすでに上昇しています。自分で経済情勢に敏感になっていないとなりません。また、借り換えをするときは団体信用生命保険に加入し直します。健康状態が悪くなると借り換えができなくなる可能性が出てきます。借り換えのご相談で健康状態を悪くして借り換えができない方が多々います。やはりここでも健康が重要になってきます。

※フラット35とは住宅金融支援機構と金融機関が提携して扱う全期間固定金利の住宅ローンです。

 

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