田中 佑輝
タナカ ユウキグループ
401Kとは、しっかりと運用しなければ大損をする制度
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401Kの本当の名前は、「確定拠出年金」といい、企業に勤めていた人がもらえる企業年金の一つです。
ほとんど会社で、401Kが導入される前に使われていた企業年金制度は、「確定給付年金」といいます。確定給付年金とは、決まった年金を勤務年数に応じてもらえる制度です。「確定拠出年金」との違いは、年金の作り方にあります。あなたがもらえる年金の”拠出額(原資)”が確定しているのが「確定拠出年金」で、”給付額(実際にもらえる額)”が確定されているのが「確定給付年金」です。確定給付年金制度を導入している企業はあなたのために毎月一定の積立を行い、さらに運用までしてくれます。そして、あなたはその積立と運用で増えたお金を年金として給付してもらうことができます。
反対に、確定拠出年金制度を導入している企業の社員は、年金の積立をするための拠出額(原資)を出すだけです。このお金を運用するのはあなたです。そのため、闇雲にカンで運用をしてしまったり、わからないからと言って元本保証の商品に入れっぱなしにしておくと、「確定給付年金」と比較して半分を下回る金額しかもらえなくなります。
企業年金連合会のデータによると、今の日本全体の401Kの平均拠出額は14,000円です。例えば、22歳で入社した方が60歳まで401Kを積み立ててもらい、何も運用をせずに60歳を迎え、受け取れる年金額の合計を計算してみたとします。そうすると、その方は14,000円×12か月×38年=6,384,000円を年金でもらうことができます。
では、401Kではなく確定給付年金で運用されていた上司のAさん(65歳)が受け取っている年金は、総額でいくらになるでしょうか。答えは1678万円です。その差は実に2.6倍になります。
昨今、公的年金も不安視されています。401Kはあなただけのいわば「自分年金」です。
しっかり運用をしていきましょう。
「資産運用・資産形成」のコラム
401Kの位置づけを知る(2012/05/25 02:05)
確定拠出年金(401K) 運用するための基本のキホン(2012/05/11 03:05)
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