真山 英二
サノヤマ エイジフラット35(S)の制度変更について
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住宅金融支援機構より、フラット35(S)の制度変更のお知らせが来ました。
最大の変更点は、融資金額についてです。
現在の制度では、不動産の売買契約書の売買価格(いわゆる100%ローン)まで
融資を受けることが可能でしたが、今年の4月1日以降の申込から、
売買価格の9割(90%)までしか、融資を受けることができなくなります。
フラット35(S)の特徴としては、物件の審査が厳しい分
(物件の要件としてフラット35(S)の適合証明書が必要)、
人の属性的な部分で、審査が緩い部分がありました。
したがって、弊社でも、通常の金融機関の住宅ローンが難しいお客様の
有力な選択肢の一つとして考えております。
実は、少し前まで、融資金額の上限が90%の時があり、
その後、融資金額の上限が引き上げられ、現在の100%融資が
可能となっておりました。
融資金額としては、以前の状態に戻ったことになります。
今回の制度変更を受けて、自己資金の少ない方が
フラット35(S)を組むことが難しくなったと言えます。
自己資金が少なくて、フラット35(S)を活用しようと考えていた方は、
4月より前の申込が必要となりますので、注意してください。
以下、引用(2012年1月23日 10:20のメールより。署名部分のみ省略)
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平成24年4月の【フラット35】の制度変更のお知らせ
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平素より【フラット35】をご利用いただき、厚く御礼申し上げます。
さて、住宅金融支援機構では、【フラット35】の制度変更を平成24年4月1日以後
のお申し込み分から行う予定です(平成24年度政府予算の成立を前提とします)。
1.【フラット35】及び【フラット35】Sベーシックの融資率の上限を
建設費または購入価額の10割から9割に引き下げます。
【例】 新築住宅購入価額 3,000万円
融資限度額 2,700万円
(注)【フラット35】(保証型)及び【フラット35】借換融資の融資率の上限
は、これまでどおり10割です。
2.【フラット35】Sベーシックの金利引下げ期間について、以下のとお
り変更します。
【フラット35】Sベーシック(金利Aプラン) 当初20年間 → 当初10年間
【フラット35】Sベーシック(金利Bプラン) 当初10年間 → 当初5年間
(注)金利引下げ幅に変更はなく、年▲0.3%です。
【フラット35】のご利用条件
http://www.flat35.com/loan/flat35/outline.html
【フラット35】Sベーシックとは
http://www.flat35.com/loan/flat35s/index.html
【フラット35】Sベーシックを利用するための住宅の技術基準
http://www.flat35.com/tetsuduki/flat35s/tech.html
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○【フラット35】Sエコは、平成24年4月の制度変更はありませんが、平成23年
度第3次補正予算に伴う制度拡充終了日の翌日以後のお申し込み分から、今回の
制度変更後の【フラット35】Sベーシックと同じ条件(融資率の上限は建設費
または購入価額の9割、金利引下げ幅は金利Aプランが当初10年間年▲0.3%、金
利Bプランが当初5年間年▲0.3%)になる予定です。
制度拡充終了日は、現在のところ、平成24年10月31日を予定していますが、【フ
ラット35】Sエコには予算金額があり、予算金額に達する見込みとなった場合
は、制度拡充終了日を前倒しすることとなります。
○【フラット35】Sには予算金額があり、予算金額に達する見込みとなった場合
は、受付を終了させていただきます。受付終了日は、終了する約3週間前までに
フラット35サイト(www.flat35.com)でお知らせします。