大園 エリカ
オオソノ エリカ余談のコラム(友達だったウサギのお話し) ①
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私は以前、ウサギを飼っていた事がありました。(^^♪
その子はペットショップで売られていたのではなく、5月の連休に歩行者天国になっていた道路を私がプラプラ歩いている時に、沢山並ぶ露店の中で安~く売られていた、ふつ~の白ウサギ&赤いお目々の子でした。
当初は買う予定など全く無かったのですが、手の平にちょこんと乗る小さな子ウサギ達の愛らしさと元気の良さがあまりに可愛くて、動物好きな私は所謂 "衝動買い" というものをしてしまったのでございます~♫
そして購入した後に気づいたのが「あッ、室内で飼う為のケージが要る!」でした。(^^;
(どれだけ行き当たりばったりだったか、これでお分かりですね~?(笑) )
その足でペットショップに向かい、ケージに餌と餌入れ・ウサギが水を飲みやすい様に工夫されているケージ取り付け用のボトルやトイレやそのシートなど、ペットショップの店員さんにアドバイスを頂いて、一式購入したその総額は、購入したウサギのお値段の3倍位になっていました。(笑) (^^;
そうして綺麗な赤い目から "ルビー" と命名されたその子と一緒に暮らす様になったのですが、暫くして判明したのが「女の子と思っていたら男の子だった!《゚Д゚》! 」です。(笑)
(露天のおじさんに聞いた時「その子はメスだよ」と言われたのですが、ウサギの性別は赤ちゃんの時は分かりづらいらしいですね?)
そんなこんなで友達になったルビー君は数ヶ月経つと、「昔、片手にスッポリと入るくらい小さかったあの子は何処へ???」という様に、元気に逞しく成長致しました♫ (^^♪
ウサギを飼った事のある方ならご存知だと思いますが、ウサギって歯が伸びて来るので、常に何かを噛る習性があるのですよね。(その為、ケージの中に噛る為の木片などを入れてあげるのですが)
ウサギを家の中に自由に放っておくと「家具を噛られてボロボロに」というのも良く耳にしますが、ルビーは言葉を理解するのか、心が伝わる様でして・・・
例えば日に数回ケージから出してあげた時、彼が家具を噛ろうとする度に私が「ルビー!噛ったら駄目!」と言っていたら、家具を噛るのを我慢する様になって行ったのでした♫
そんなルビーでしたが、やはり私が一番心配するのは、彼が私の目の届かない場所に入り込み、電気のコードを噛ってしまい感電する事でしたので、そうならない為に私は(トランクが入る様な)大きなダンボール箱などでガードしたり囲いを作り、彼がそういう場所へ入れない様にしていました。
・・・が、そこはやはりウサギの習性で、何とそのダンボール箱をワイルドに噛り出し、遂には穴を空けて中に入れる様にしてしまったのです!(笑)
そして今度は彼は、入った箱の中からコードのある側に向かって、又ワイルドに穴を空け始めました~。(その頑張る姿に、私は思わず微笑~♫)
そこで私は、ダンボールはそのまま噛れる様にし(それは彼の伸びる歯にも良いので)、コードのある場所側に分厚い電話帳をガムテープで固定し、噛っても、噛っても、向こう側には決して穴が空かない様にガードしたのでした♫ (^^ゞ
そうしたら彼は頭良く理解した模様で、向こう側ではなく今度はこちら側を噛り出し、又穴を空けました。
その様に、彼が頑張って箱の横と正面に開けた二つの穴のお陰で、彼はその中を自由に出たり入ったりする事ができる様になり、そのダンボールの箱の中がいつの間にか彼のリラックスするお気に入りの場所になったのです。
(ウサギは暗い穴ぐらを好む習性もあります。敵から身を守る安全な巣の様な感覚なのでしょう♫)
彼は男の子だからなのか、主張(!?)がとてもハッキリしていて(飼い主の私と同じ様に!?)自由をこよなく愛する子でして、束縛を感じるのか、慣れていないのか、抱っこは大嫌い。
抱っこをすると、すぐに暴れて腕から飛び出てしまうのですが、そのくせ私が床に仰向けに横になると、必ず私の所に来て脇の下に入り込み、アゴを私の脇に乗っけて寛ぐのでした♫ (^^♪
そしてどうも彼は自分を人間と思っている様で、私を「恋人」と思っている様でもありました!?(笑)
あと彼は、本当に心から寛いでリラックスした時に見せてくれる、面白く可愛い仕草がありました♫
それは自分から軽くジャンプする様な感じで横になると、そこから背中を床に着ける様にコロリン、コロリ~ン♫と、何度も同じ方向に体を仰向けにする事を繰り返す仕草でした。
時たま見せてくれる、その可愛い仕草を見るのが私はとても楽しく、癒されていました♫ (^^✿
耳の大きなウサギは音にはとてもはデリケートなので、そういう時私は、音や声を出さない様に気を付けながら微笑んで見ていたものでした♫
そんな風に、10年近く仲の良い友達として一緒に過ごした私達にも、お別れの時が訪れます。( ; _ ; )
( 次回へ続きます )