大園 エリカ
オオソノ エリカ右脳(感性) と 左脳(知識)
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今回も非常にシビアで現実的なお話しを一つ・・・。(笑) _(_^_)_
人は良く「あの人は頭が良い・悪い」と言いますね?
皆さんは、それはどこで判断されますか?
「学校の成績が良いから頭が良い」と、特に日本の社会や世間では思われがちですが、私の中では必ずしもそうではないと感じる事の方が多いです。
それは何故かと言いますと、そういう受験戦争などからの(云わば強制的な)頑張りで得られる "知識" というものは、左脳的な思考に偏ってしまいがちなので、変化に弱い石頭になっておられる人も大変多い様にお見受けするからです。
何故そうなるかと申しますと・・・
それは知識を沢山お持ちなだけに、何か問題が起きた時などに(ご自分では知らず知らず)ご自分の中の知識に執着してしまい、その中からしかものを見なくなってしまう傾向があるからです。
そういう方はとても変化に弱い性格でもあるので、当然変化をとても嫌う傾向にあり、気持ちが不安定ですぐキレる性格の方も多い様です。
(皆さんの周りにも、例えば自分の計画通りに物事が進まないと、すぐ不機嫌になる様な石頭の方はいらっしゃいませんか~?(笑))
では変化に強い方というのは何が違うのか?というと、右脳(感性)で物事を観るという視野も同時にあるのです。
こちらは "知識" ではなく、智慧や叡智と呼ばれるもの(感性・感覚)が働く脳になります。
こちらの脳はどういうものかと言いますと・・・
今起きた事に対して知識という "過去" に得られたものからだけでものを見ず、臨機応変に「では今から何をどうすれば良いか?」と新しい考えを瞬時に創造的に生み出せる "智慧" の働きになります。
この様に人間には生きて行くのに必要な右脳と左脳という働きがありますが、これをバランス良く使われる方が、私に取って「大変頭の良い、人間として憧れてしまう方 ☆_(_♔_)_☆ 」になります。(笑)
誤解の無い様にお伝え致しますが、人間は知識も無いと勿論駄目です。
知識も又、大変素晴らしい知恵ですから・・・!
ただその素晴らしい知識を「学ぶ動機(=目的の根)がどこにあるか?」というのが要になると常々私は感じておりまして・・・。(特に今の日本の子供達を観ていて感じる事なのですが)
知識を学ぶという貴重な経験をする時に、同時に右脳も働くかどうかの分かれ道になるのは、正にそこの所にあるいう気がするのですね。
その目標がただ単に、高い志しを持たない物欲主義的で利己的な目的の為の「良い学校に入る為」「良い会社に入る為」にある場合は、右脳は働かない "受動的な学び方" にしかなりませんから、
その様に育った人間は「指示された事をこなすのは上手いが、自分から何かを考えたりアイディアを生み出すという自発性=右脳の働きに欠ける」性格になってしまうのだと思います。
それは人間が健康的に生きて行くのに一番必要な "生命力" の欠如と言えるものだ私は思います。
そしてこれは、本当に今の日本の子供達や、強いては大人達にも大変多い現象なのです。
(私が長年子供達を指導して来て感じる事です。 特に今の日本の子供達の心の病というものは、一見見ただけでは分かりづらいものも多いのですが、右脳でもって観てみれば、その深刻さが理解できるでしょう!)
もし人が高い志しを持って何かを学ぶ時は、それは自らが選ぶそのハッキリとした目的意識に向かっての自発的・自主的な学びの行動になる為、右脳もしっかり働きますので、非常に生命力に溢れた人生になる事でしょう!
そして「それが人間の生まれて来た意味、本当の幸せなのではないでしょうか?」と私は考えます。
今、これを執筆しながら、昔、お世話になった鍼の先生からアドバイスされた言葉を思い出しました。
それは 「大園さん、人間は右脳と左脳がバランス良く働いて幸せになるんだよ」 というお言葉です。
若い頃の私にそのアドバイスはとても印象に残り、 "知識" として脳にしっかりとインプットされましたが、
色々な人生経験を経た今の私には、「この言葉は真実を突いている!」と、実感としてその "叡智" を理解する事ができます。☆彡 ☆_(_♔_)_☆
これも私の作品で、厚手のしっかりした天竺の生地が余っていたので、何か作りたいと思って自己流で考えて作りましたが、我ながらなかなか美しい作品になった様に思います。☆彡
蓮の花の写真を見て、作り方が自ら湧いて来るのは右脳の働きですね?
創造的に何かを作る時は、本当に楽しい時間になります♫
ちなみに "蓮" は叡智に溢れた "お釈迦様" を象徴するお花として、とても有名ですね~。(^^♪
蓮の花は「泥沼の中でも、汚れずに美しく咲く」という、とても高貴なイメージを持つお花です。
✿_(_♔_)_✿