大長 伸吉(不動産投資アドバイザー)- コラム「「不動産投資」ではなく、「不動産経営」を行うべきです。」 - 専門家プロファイル

大長 伸吉
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「不動産投資」ではなく、「不動産経営」を行うべきです。

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アパート経営 年金大家ノウハウ取得会 2013-08-28 08:00

1つの会社の株を複数人で所有するのが株式投資です。

これに対して、オーナーの所有権が明確となるものが不動産投資です。

こちらのほうがより投資をする人の創意工夫が反映され安い傾向があります。

 

不動産投資においてさらに成功の確率を上げるためには、投資をしているという言葉を使うのではなく、「私は不動産経営をしている。」との言葉を使うことをお勧めします。

 

ここで、三省堂の大辞林にて、言葉の意味を調べてみました。

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「投資」

(1)利益を得る目的で、資金を証券・事業などに投下すること。

(2)生産者の実物資本の増加分。設備投資・建設投資・在庫投資の三種に分類できる。資本形成。

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「経営」

(1)方針を定め、組織を整えて、目的を達成するよう持続的に事を行うこと。特に、会社事業を営むこと。

(2)土地を測り、土台を据えて建築すること。

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「投資」では、(1)に資金を投下とあり、自分の大切なお金を投げ入れるとも読み取れる表現からも、危険な香りがしませんか。

 

それに比べて、「経営」の意味には、方針・組織・持続的などと、これからアパートを運営するに当たり、考えなければいけないキーワードが書かれています。

また、(2)の表現も面白いと思います。

経営といえば、会社経営との表現がすぐに思い浮かびますが、(2)ではまさに、不動産経営を意図している表現が記載されています。

もう一度、「土地を測り、土台を据えて建築すること。」なのですから。

 

新築アパート経営でも中古アパート経営でも建物だけを見てはいけません。

建物の前に、土地を測ることが必要だと再認識します。

新築アパートを検討する場合は、当然のこととして土地の測量をして、より効率的に土地を活用するべくして、設計士&施工業者のサポートがあります。

しかし、中古アパートでは、土地を詳しく見ずに、建物の精査に重きを置く傾向があるので、土地にも目を向けるように注意をしてください。

 

さらに、もう一つ脱線して「投機」についても調べてみました。

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「投機」

(1)(ア)偶然の利益をねらって行う行為。 (イ)将来の価格変動を予想して、価格差から生ずる利益を得ることを目的として行う売買取引。

(2)禅宗で、修行者が禅の心機に投合すること。学人の機と師家の機と合致すること。

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(1)(ア)は、偶然をねらうとの表現があり、もっと危険な香りがします。

ここまで来ると、一般のサラリーマンが行うべきことではなく、論外です。

思い浮かぶ事例としては、土地や建物を見ずに購入をしてしまう人や、他人の意見をそのまま信じて契約をしてしまう人。

決してやってはいけないことです。

 

また、不動産を取得しようとしている多くの人と話をして感じることがあります。

それは、「不動産投資」との言葉を使う人に比べて、「不動産経営」との言葉を使う人が、より具体的に事業計画について深く検討をされている傾向がありますということです。

 

「投資」でも、「経営」でも成功することを目的とし、またリスク対策は避けられません。

しかし、「不動産経営」を行うと認識している人が、より一層、なぜその土地を選ぶのか、区分ではなく1棟を所有するのか、なぜ木造なのか、なぜ新築なのかなどについて、筋道を立てて話をしてきます。

 

大家さんが行っているものは、不動産賃貸業です。

しっかりと確定申告をし、税金の納付が必要となります。

この点は、一般的な経営と何ら変わりがありません。

 

日ごろ使う言葉が、知らず知らずのうちに、実際の行動となってしまうともいわれます。

 

「不動産経営」との言葉を使い、その背景には「方針を決め、組織を関わり、持続的にことを行う」との意味があること。

これを常に感じてもらえるだけでも、失敗をせず成功を掴み続けることにつながります。

 

お金が豊富な人ならば、不動産を取得しやすいと言われます。

しかし、資金が潤沢ではないサラリーマンさんでも、「不動産経営」の意味を意識して行動をすることをお勧めします。

それができれば、逆転人生を送れることができる可能性が高まると思います。

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