大長 伸吉
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「2013年の公示地価」を参考にした土地の見分け方
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毎年3月下旬になると「公示地価」が話題になりますね。
今年もまた3/22に国土交通省から2013年1月1日時点の公示地価が発表されました。
わかり易い見出しで今年の傾向を見るには、やはり日本経済新聞が参考になります。昨年と今年の日経新聞の書き出しを比較します。
2012年、「震災の影響で取引が低迷したが、足元では底値を探る動きが出始めている。」
2013年、「国内の地価に底入れの兆しが出てきた。三大都市圏で上昇に転じる地点が相次ぎ、上昇地点は前年の413地点から1349地点で全国の7割。地価の潮目は変わりつつある。」
地域を東京圏に絞って注目すると、
2012年は「JR武蔵小杉駅周辺の地価が2.1%の上昇」、
2013年は「再開発が進む川崎駅や武蔵小杉駅周辺で上昇した地点が増えた」とのこと。
ここで、土地は個々に個性が異なり、全国平均値や相場で良し悪しを判断するのではなく、土地を「購入」するときには具体的に土地の個性を比較し相場とは異なる次元で判断をしなければいけませんが、土地を探すときにはこのような市場情報はあくまで参考としてみていきたいと思います。
特に今回の公示地価では、『上昇地点』で何が起きているのかを調べてみると、そこには、人が集まる理由があります。
例えば、上記の記事にある川崎駅や武蔵小杉駅では昨年と変わらず、今でもたくさんのクレーンが連立してマンションの建設が進んでいます。
これらのマンションが完成するには1年ほどはかかりますし、新規に売り出されるとまた人が集まり、地価も上がることでしょう。
川崎駅徒歩0分の大型商業施設ラゾーナにも人が集まり活気に満ちています。
「記事を見て現場を確認する」とは、収益物件の土地探しにおいて「土地情報を見て現地を確認する」ことと同様です。
現地に行って初めて、気がつくことがあります。そして、土地を購入するときにはこのとき気がついたことがとても参考になります。
現地にて、地価が上昇したのには必ず理由がありますから。
また違う見方では、全国的にはまだまだ地価が低減しているのも事実。
以前のように東京の土地が上がったあと、数年後にじわじわとその他の地域も上昇すると考えるのは、危険です。
日本の人口の減少については何の対策も採られていないため、今回の土地の上昇は一部の地域だけの傾向となる可能性もあります。
(例えば川崎・武蔵小杉のように、あれだけのクレーンが乱立しているところは全国的にもまれです。)
さらには地方と東京都の比較だけでなく、東京の中でも同様に差異が生じています。
便利なところはより便利になっています。昔は聞くことのなかった言葉ですが、便利さとして象徴的な言葉の事例として、「雨の日でも傘入らない。」言葉を何度か聞くようになりました。
駅から3~5分ほどでは傘を持ち歩かなくてもよいのかもしれません。駅から自宅まで屋根が巣ついている地区も。
便利なところはより便利になり、さらに価値が上がり、不便なところにはなかなか事業費用をかけられないということもニュースで数々報告されています。
収益物件を買う人も、自宅を買う人も、上記のような視点からみても、一般的な情報に惑わされず、オーナーとなる人自身で価値のある土地をそうではない土地の見極めが出来るようになることは大切です。
さらにその他の視点では、「今一気に盛り上がっている地域は今後30年後も大丈夫なのか?」という疑問も大切。
例えば多摩ニュータウンなどは現在30年ほどの時期ですが、お年を召した方が多くなり、再復活が課題となっています。しかし、なかなか改善が進んでいません。
今回の公示地価の発表では、全国的に見ても下落した地域と上昇した地域とに明暗が分かれていますので、上昇した地域はどこなのか?その理由は何か?を観察するにはちょうど良い資料となります。
また、お住まいの近くで上昇地域がありました是非現地を見ることをお勧めします。
具体的な情報は国土交通省の標準地・基準地検索システム↓が参考になります。
http://www.land.mlit.go.jp/landPrice/AriaServlet?MOD=0&TYP=0
こうして公示価格を見ているだけでも、「人気・不人気地域の差」、「勢いのありすぎる街とじっくりと落ち着きのある街の違い」、そして「人口問題」などいろいろな因子を考えるべきだと再認識させられます。
そして、日本の個人の資産の2/3は不動産とも言われているので、日々更新される不動産の情報には、常に目を光らせてもらえていれば、皆さんによいひらめきが訪れるのではないかと思います。
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