池見 浩(消費生活アドバイザー)- コラム「退去時の費用で損しない!賃貸住宅の住まい方と知識3」 - 専門家プロファイル

池見 浩
消費生活の専門家が消費者教育・啓発や消費者志向経営をサポート

池見 浩

イケミ ヒロシ
( 東京都 / 消費生活アドバイザー )
消費者考動研究所 代表
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退去時の費用で損しない!賃貸住宅の住まい方と知識3

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消費者力をUPする!暮らしのお役立ちワンポイント 住まいのお役立ち情報 2018-03-20 21:19


(その2の続き)

借りて住む人の重要キーワード その3 大家さんや管理会社との信頼関係を築く

部屋の賃貸借契約は、貸す人と借りる人との信頼関係で成り立っています。
当然ですが、大家さんも管理会社の方も人間です。貸している相手からいつも連絡・相談してもらえるのと、トラブルになって揉めてから説明を求めなくてはならない状況とでは、対応に違いが出てもやむを得ません。

信頼を損なうと、場合によって退去時の査定が高額になったり、最悪は契約を解除されたりすることもあり得ます。逆に、大家さんにしてみれば、日頃から善管注意義務をしっかり果たすような信頼できる人なら、いつまでも借り続けてほしいと思います。その為なら、家賃の値下げ交渉や高額の修繕依頼なども応じようと思う場合もあり得ます。

部屋の不具合等は気づいた時点で、家賃の支払いが遅れそうな時は支払日の前に、必ず自分から連絡・相談しましょう。

5.約束事やマナーを守る

契約書の契約条項には、借りている人が入居中に守らなければいけないルールが書かれています。例えば、次のような内容が挙げられます。

・家賃の支払いについて
・ペット飼育の可否
・勤務先や連絡先の変更連絡
・住む人数の変更の可否や連絡
・一定期間以上不在にする時の連絡
・音や臭いなど周囲への配慮について

これらの内容は、貸主側との契約に関する事だけではなく、社会人として常識的なマナーもあります。約束を守り、周囲に迷惑をかけないように住みましょう。貸主側との信頼関係を深める上でも重要です。

また、ごみ出しの方法など地域の決まり事や、マンション・アパートの管理組合で決めている当番やルールを守ることも、隣近所の人と気持ち良く暮らすためにとても大切です。必ず守りましょう。



いかがでしたか。退去時に請求される原状回復費用の金額は、「入居中の住まい方」によって、大きく左右される面があることをご説明しました。
もちろん、貸主側に問題あるケースも多々あります。でも、自分で高額請求される原因を作って損するのはもったいない!!
ちょっとした住まい方に気を配って、退去する時のトラブルと請求金額を減らせるよう、ぜひ今日からトライしてみませんか。


今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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