おすすめコラム
- 42.自己信頼「信頼を貫く資質」 信頼関係は徹底した情報伝達によっても強化される
- 41.メンバー育成支援 「無駄を省く」多くの決定権と権限を与えメンバーの自主性を育成する
- 40.イニシアティブ 「人は飛ぶ②」明確な戦略があればその挑戦はより容易なものになる
- 39.自己信頼 「会社を信じる」 お客様が喜びを感じ自分自身がそれを心から楽しむ
- 38.メンバー育成支援、フィードバック能力 「面白い人材」自分をさらけだせない人は自滅していく
- 37.イニシアティブ 「人は飛ぶ①」最も安全な道しか選ばない人はけっして谷の向こうには渡れない
- 36.自己信頼 「心からのサービス」 人生は与えることにより豊かになるものである
- 35.メンバー育成支援、フィードバック能力 「学習意欲」を駆り立てるには?
- 34.イニシアティブ 基本方針がないと社員は規則にこだわり意図的に無責任な安全地帯に逃げ込む
- 33.自己信頼 「自己満足」に陥りそうな誘惑と戦う
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
41.メンバー育成支援 「無駄を省く」多くの決定権と権限を与えメンバーの自主性を育成する
-
2013-09-27 15:45
「無駄を省く」
官僚主義がはびこると、従業員は他力本願になり、言われたことしかしなくなる。自立心や責任感が育つどころか、責任を転嫁することを覚えてしまうことになる。これに対し、無駄を省けば現場で働く人たちに自立心や責任感が芽生えるのである。成功している企業は、従業員に多くの決定権と権限が与えられており、ひとりひとりが企業の中の事業主なのだと思っている。企業が成長するには、体系化された組織の枠組みを超えて自由に動き回らなければ、無駄がいっぱい発生してしまうのである。
メンバー育成の基本は、教えることではなく、いかにしてそのメンバーの持っている強みを引き出し応援していけるかということである。そのための手段として、多くの決定権と権限をなるべく与え、おのおののメンバーの自主性を育成していくのである。任せられると人はやるし、責任を与えられるとやらざるをえない状況に陥るのである。その状況が、その人のやる気を育て、自主性を大きくしていくのである。その応援者として、その人の上司は常に味方であり、支援者であるということを忘れてはいけない。それは、間接的に現場の社員を通して顧客にまで連鎖する関係が構築されていくという方程式である。
企業は、最終的に、顧客の味方であり、支援者であり、応援者であるのである。
掲載つづく