鈴木 宏幸(建築家)- コラム「木を切るべきか、切らざるべきか−。」 - 専門家プロファイル

鈴木 宏幸
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鈴木 宏幸

スズキ ヒロユキ
( 建築家 )
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木を切るべきか、切らざるべきか−。

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ひとり言 2009-11-09 08:00
私の愛読書にナショナルジオグラフィックがあります。
今日はその記事から。


まずは、表紙が強烈です!

分かりました?

赤い服の人・・

小さっ!


アメリカ西海岸にだけ生育するスギ科の木、セコイア。
(レッドウッドとも呼ばれています)

樹高・・なんと100m以上!

ジュラシックパークのロケ地にもなったそうです。
確かに恐竜が出てきそうな・・

しかし、今回の特集はそんなことを伝えるものではありません。
19世紀に入って、この巨木の森も伐採につぐ、伐採・・
森林破壊が始まります。

1920年代から始まった保護運動もむなしく、
ブルドーザーやトラック、チェーンソーを手に入れた戦後、その勢いは加速したようです。

そして、この伐採の仕方がいけません。
一区画の樹木をすべて切り倒してしまう「皆伐」です。
かつて総面積80万haもあった原生林のうち、伐採を免れたのは5%に過ぎないそうです。

「古いセコイアを守るために闘った時代は、すでに終わりました。原生林はほとんど残っていませんから」「再生し始めた95%の森をよりよく管理する方法を見つけることが、これからの課題です」
と、森林学者のスティーブ・シレットさん。

木がこれだけ伐採されてしまったということは、そこで生きる動物たちにも・・はずです。

人間って・・

詳しくはこちらを↓
ナショナルジオグラフィック 2009.10月号
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/magazine/0910/feature01/


伐採された木の多くはもちろん住宅建設に使われています。
仕事柄とても考えさせれる記事でした。

このセコイアの森だけでなく、東南アジアでも、今も同じことが起きていています。

日本人は間伐などをしながら、上手に付き合ってきたと思いますが、
日本では反対に、近年人の手が入ることがなくなって、山が荒れてしまっているという状態です。

手を入れすぎても、入れなすぎても、だめなのです・・

森の再生を考えながら、伐採していただきたいですね。
そして、私たちも必要以上を求めず、大切に使いたいものです。


だって・・


木の家に暮らしたい!


アトリエ137のHPもご覧ください!
http://www013.upp.so-net.ne.jp/atelier137/

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