荒川 雄一
アラカワ ユウイチ「世界銀行、最貧国向け債券発行!」
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こんにちは!
さて、世界銀行グループは、2017年の夏に、
アジアやアフリカの最貧国向けの債券発行に乗り出します。
世銀による同様の債券発行は初めてで、
発行額は今後3年間で、
200億ドル(約2.3兆円)を予定しているようです。
実際に債券を発行するのは、
世界銀行グループの「国際開発協会(IDA)」です。
IDAは、現在、貧困国に対し、
無利子や低利で融資を行っています。
3年ごとに事業規模を決めますが、今回は、
3年前の約4割増の750億ドルを計画しており、
そのうちの約3割を、今回の債券発行で賄う予定です。
資金の調達先は、世界の金融機関、機関投資家のほか、
個人投資家からも資金を集めるようです。
資金の使途としては、保健や教育、
インフラ整備やエネルギー調達などに充てられます。
現代社会にあっても、いまだ世界中に紛争は絶えず、
また最貧国ではテロ事件も頻発しているのが実状です。
軍事支援や移民を受け入れるだけでは解決できない問題も多く、
基本、各国がいかに自立していけるようになるかが、
その後の世界の安定にもつながります。
日本の個人投資家が購入できるかどうかは分かりませんが、
同じ投資でも、このような債券投資を、
自分の「資産運用」の一部に取り入れることができれば、
資産運用自体の位置づけが、自分の生き方や考え方に、
近づいてくるのではないかと強く感じます。
「資産運用」も、今後ますます多様化が進んでいきそうです。
それでは今週も、世界が平和でありますように!
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