荒川 雄一(投資アドバイザー)- コラム「「日銀の“含み損”10兆円に!」」 - 専門家プロファイル

荒川 雄一
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アラカワ ユウイチ
( 東京都 / 投資アドバイザー )
IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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「日銀の“含み損”10兆円に!」

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お金の基本 2016-11-25 10:36

こんにちは!

さて、前回長期金利上昇による民間金融機関が抱える

“含み損”について取り上げましたが、

今回は、日銀のお話です。

 

国債を大量に購入し続けている

日銀の日本国債での“含み損”が、

年内にも10兆円を超す見通しとなりました。

 

現在、日銀は年80兆円程度の国債を買っていますが、

構図としては、

国が発行する国債を金融機関がマイナス利回りで購入し、

それをさらに低い利回りで日銀が買い取る取引が行われています。

 

これによって、国は利払いが減り、

金融機関も利ザヤを受け取るわけですが、

その分日銀の損失は膨らむこととなります。

 

2013年4月末に約1兆4000億円だった損失額は、

今年10月末時点で約9兆3200億円にまで拡大しました。

3年半で、なんと6.7倍です。

 

この後も、金融緩和は当面続けられるため、

“含み損”は膨らみ続けることとなります。

 

日銀の財務内容が悪化すれば、

国への納付金が減るだけではなく、

最終的には「円」への信認低下へと繋がります。

 

日本の財政問題は、いよいよ、

このまま放置しておけない状況にまでなってきました。

とはいえ、政府の打てる“秘策”は、

限られています。

 

「将来のシナリオ」をしっかり考えて、

“備え”ておくしかありませんね。

 

それでは、今週も穏やかに、世界が平和でありますように!

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