荒川 雄一(投資アドバイザー)- コラム「「日銀の国債保有額、ついに400兆円超え!」」 - 専門家プロファイル

荒川 雄一
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アラカワ ユウイチ
( 東京都 / 投資アドバイザー )
IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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「日銀の国債保有額、ついに400兆円超え!」

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お金の基本 2016-10-21 11:17

こんにちは!

さて、日銀の発表によれば、

10月10日時点で日銀が保有する日本国債の残高が、

初めて400兆円を超え、“400兆3092億円”となりました。

内訳は、長期国債が344兆3663億円、

国庫短期証券が55兆9429億円となっています。

 

日銀では、2013年4月から、

「異次元の金融緩和」の名の下、

この3年半の間に、国債の保有額を、

約3倍にまで膨れ上がらせました。

 

国債の発行残高に占める割合も、

すでに3分の1を超えています。

 

9月の金融政策決定会合では、

「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」

を導入し、限界を指摘されていた「量」での緩和から、

「金利」への転換を図りました。

 

「お札」を発行する中央銀行が、

「国の借金」を買い続けるといった“異常な状態”は、

減速していく模様ですが、

いまだ“歪な財政状況”に変わりはありません。

 

「量」をある程度維持しつつ、

長短の「金利」を果たしてコントロールできるのか、

市場では懐疑的な見方も多くなっています。

 

そして、仮に、いまの状態が維持できたとしても、

その間に、政府が財政の根本的な改革に取り組まない限り、

「800万円を超す国民一人当たり借金」は、

増えることはあっても減ることはありません。

 

金融のかじ取り以上に、

「財政健全化」のハードルは高そうです。

 

それでは、今週も、穏やかな日々をお過ごしください。

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