荒川 雄一(投資アドバイザー)- コラム「「低格付け債の発行減少!」」 - 専門家プロファイル

荒川 雄一
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アラカワ ユウイチ
( 東京都 / 投資アドバイザー )
IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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「低格付け債の発行減少!」

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お金の基本 2016-07-22 13:25

こんにちは!

さて、世界的に低格付け債券の発行が減少傾向にあります。

いわゆる「ハイイールド債」と言われるものです。

 

2016年の1-6月の半年間で、

1723億ドル(約18兆円)と前年同期比35%も減少しました。

要因としては、世界景気の不透明感が高まると共に、

債務不履行(デフォルト)の増加が影響しています。

 

格付け会社の調査によれば、資源関連企業のデフォルトが増加し、

世界のデフォルト件数は、

2009年以来の高水準になっているとのこと。

 

本来であれば、世界的に低金利が続く中、

利回りを求める投機マネーが増加してもおかしくはないのですが、

英国のEU離脱、中国の景気減速、米国の大統領選など、

予断を許さない世界情勢が続く中、

「リスク性商品」は、敬遠されているようです。

 

事実、安全性の高い投資適格債は、

同期間で1兆7657億ドル(約185兆円)と、

低格付け債の10倍以上の発行がされており、

同期間としては過去最高を更新しました。

 

いまは、「金利(利回り)」より、

「安全性」を重視する投資家が大半ということなのでしょう。

 

とはいえ、日本の円建てでは、国債が“マイナス金利”で、

それすらかなわない状況です。

 

しばらくは、米国の投資適格債に、

資金が集まることとなるでしょう。

 

それでは、今週も、世界が平和で穏やかな日々となりますように!

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