阿部 マリ
アベ マリ離婚後の面会交流について
2014/08/08 21:12今年の3月に協議離婚をしました。四歳になる子供がいます。5月に面会交流をしましたが、まだ子供が小さいためなぜお父さんとバイバイをするのか理解できずかんしゃくをおこしていまい、お父さんと離れるのは嫌だ。お母さん嫌いと言われ困りました。面会交流が必要であることは分かりますが、やはりまだ子供が小さいと納得してもらえず情緒不安定になってしまいます。今の生活が安定するまで面会は中断したいと相手方に相談しましたが、自分がさみしいから会いたいと主張してきます。公正証書は作成していません。どのように対応していけばよいでしょうか?逆にこの主張は認められないのでしょうか?
yurinkoさん ( 福岡県 / 女性 / 37歳 )
面会交流の中断を考え直してみませんか
離婚直後の面会交流について考え方に迷いがあるのですね。
お子さんを大切に思うがこその悩みなのだと思います。
お子さんが面会交流の終わりに、うまくバイバイができないことはよくあります。
でも考えてみて下さい。
この年齢の子どもは、お友達と楽しく遊んでいるときにはもっと遊びたいと駄々をこねますし、公園や遊園地などに行っても「まだ帰りたくない」ということが多いものです。
バイバイを嫌がるのは、お父さんが好きだからです。
お友達とバイバイするときには、親は子どもに対して「また明日あそぼうね。」などと説得します。
面会交流も同じく、「次は来週ね。一緒に公園に行こうね。」というように説得するものです。
うまくバイバイができるよう教え諭していく経験を積むことが子育てなのだと思います。
幼稚園に慣らし保育があるように、面会交流も回数を重ねることで次第に慣れていきます。
私は、行政書士の他、面会交流の仲介支援NPOびじっと離婚と子ども支援センターの理事をしています。
子どもは愛情をいっぱい受けて育ちます。
100の愛情が90になっても、子どもはショックを受けるものです。
家族がうまく機能していたときは、父母や祖父母、親戚や友人関係など、子どもを取り巻く環境は愛情に満ちていたものと思います。
十分に愛された子どもは、自分も周囲も信頼する自己肯定感を身に着けます。
ところが、別居や離婚によって、子どもを取り巻く愛情の環境は変化してしまいます。
その喪失感をいくらかでも軽減させ、子どもの自己肯定感を手助けしていくのが面会交流です。
離婚が子どもに与える影響や、面会交流の意義など、沢山の情報をHPに掲載していますので、子育ての参考になさって下さい。
http://www.npo-visit.net/