対象:労働問題・仕事の法律
派遣労働者(平日9〜18時毎日勤務)と、個人事業のWワーカーです。
これまで国民健康保険に加入していたのですが、先日、派遣元から、労働局(大元は厚労省)から通知があったとして、国民健康保険から社会保険に切り替える様に要請されました。
国民健康保険では給与、事業の両方を損益通算した金額(住民税額)を元に保険料が算出されますが、社会保険だと個人事業で生じたマイナスが一切考慮されません。私の場合、個人事業の損益が赤字であるため(派遣で働いている理由でもあります)、国民健康保険から社会保険に切り替えると、保険料が跳ね上がってしまいます(おそらく数倍、数万円/月の増加)。
可能であればこのまま国民健康保険を使いたいのですが、派遣元を法令に違反させるわけにもいきません。合法的にこのまま国民健康保険を使い続ける手立てはありますでしょうか。そのためにはどこ(役所)に対して、どんな手続きが必要ですか?
よろしくお願い致します。
たくと1969さん ( 東京都 / 男性 / 40歳 )
回答:1件
杉浦 恵祐
ファイナンシャルプランナー
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個人事業一本ならもちろん国保です
たくと1969さんへ。FPの杉浦恵祐です。
特定派遣の常用社員(派遣会社の正社員)はもちろん、一般派遣の登録社員であっても一定の条件を満たしている場合は、
労働保険及び社会保険の加入義務があります。
また、派遣会社は派遣先に対して、その派遣社員の社会保険加入の有無を通知しなければなりません。
派遣会社が法令を遵守する以上、たくと1969さんが特定派遣の常用社員であれば、退職する以外、社会保険の加入を拒むことはできません。
たくと1969さんが一般派遣の登録社員の場合は、今の平日フルタイムを少なくとも3/4未満にしなければなりません。
つまり、派遣の収入を無くすか大幅に減らすしか国保に残ることはできません。
派遣の仕事を辞めて個人事業一本でいけば国保&国民年金です。
しかし、それでは本末転倒でしょうから、保険料増加のデメリットを悲しむより社会保険加入のメリットを喜ぶことをお勧めします。
保険料は半分会社持ちですし、健保や厚生年金の給付は国保や国民年金に比べてずっと手厚いのですから。
たくと1969さん
穴埋めで基本給を3万円引き下げられました
2010/03/15 10:24早速のご回答、誠にありがとうございます。
>特定派遣の常用社員(派遣会社の正社員)はもちろん、
>一般派遣の登録社員であっても一定の条件を満たしている
>場合は、労働保険及び社会保険の加入義務があります。
先日、同じ事を派遣元から言われ、社会保険&厚生年金加入を了承する様、再度促されました。またその席で、会社側の負担が従来よりも60〜70万円(年当たり)増えるため、その穴埋めとして基本給を3万円引き下げる旨も併せて告げられました。
派遣元の法的および経済的な事情からの事なので、これ以上どうしようも無いのかもしれませんが、いまいち釈然としません。
(愚痴になってしまうかもしれませんが)不況が長引く中、個人事業主で本業が思わしくないため、派遣で働いている方は他にもたくさん居ると思うのですが、そういう存在について、厚労省は一切考慮していないのでしょうね。
たくと1969さん (東京都/40歳/男性)
(現在のポイント:-pt)
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