投資信託の損切りを勧められていますが… - 投資相談 - 専門家プロファイル

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投資信託の損切りを勧められていますが…

マネー 投資相談 2010/03/01 23:27

4〜5年前に購入した野村証券の隔月分配型投信ですが、現在残高が購入時の約60%程度に目減りしています。
証券会社の担当者からはこの投信はドルが180円程度の円安にならないと元本を取り戻せないので損切りし、新興国の債券を買うようにしきりに勧められています。
しかし、債券でどんなに高利回り運用しても10年以内には元本を回復できそうにもありません。
この時期に損切りするメリットがあるのでしょうか?
他にもリートが1/3を占める投信も30%程度目減りしています。
また、証券会社の担当者もよく代わるし、客観的なアドバイスを頂けると嬉しいです。

よろしくお願いします。

はっぴいライフさん ( 神奈川県 / 女性 / 50歳 )

回答:6件

森本 直人 専門家

森本 直人
ファイナンシャルプランナー

1 good

判断の仕方について

2010/03/02 13:24 詳細リンク

はっぴいライフ様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。

ご相談の件、資産全体の状況や運用目的等々が分からないので、何とも言えない部分がありますが、お考えの通り、新興国債券の投信を買えば、10年以内に必ず元本を取り戻せるというものではありません。

証券会社のご担当者の見解は、あくまで、ひとつの見解として、最終的には、ご自身で判断する必要があります。

そこで、例えば、ひとつの判断材料ですが、まず、債券運用は、金利が上昇すると、債券価格が下落するというメカニズムがあります。

このあたりの知識は、よろしいですか?

新興国債券は、特に金利が高めですから、もし、今後、新興国の金利が急上昇した場合には、投信の基準価額も大きくマイナスになる可能性があります。

それに、高金利通貨の場合、為替の変動も、大きくなることが多いです。

あとは、信託報酬などの手数料を考慮したり、多分配型のメリット、デメリットを理解することも必要です。

新興国債券の投信が、必ずしもダメとは思いませんが、変動した時にどのような材料をもとに、どう判断するかが、また問われてきますので、中身が分からないまま、乗り換えてしまうと、また同じ問題が出てきます。

損切りも時には必要ですが、単純に値下がりしたら損切りというアクションを繰り返していたら、資産は、殖えないでしょう。

実際、私自身も対面型のご相談を受けていて、「分からないのでお任せします」とおっしゃる方も多いのですが、投資リスクを引き受けるのは、あくまで、ご本人ですから、判断材料が分からなければ、分かるまで、アドバイザーに聞くことが肝心です。

もし予算があれば、独立系のアドバイザーにセカンドオピニオンを求めるという手もあると思いますよ。

以上、ご参考にしていただけると幸いです。

回答専門家

森本 直人
森本 直人
(東京都 / ファイナンシャルプランナー)
森本FP事務所 代表
050-3786-4308
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い

お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。

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隔月分配型投資信託の損切り

2010/03/02 14:08 詳細リンク

隔月分配型投資信託自体が欠陥のある商品構成になっており、そもそも基準価格が上昇するのが非常に厳しいものです。まず、投資パフォーマンスに関わらず隔月分配していくのですから当然です。


会社で言えば儲けが無いのに配当をしていく資本金の切り崩しの様な物です。それも隔月となれば、外貨から円への転換やその他運営上の諸費用の比率が甚大です。


また、パフォーマンスで比較しなければならないのは過去の受取配当金を加算した上での数値になりますので、証券会社の担当者も良く分かってないと言えます。(配当金を考慮しないで元本だけ比較してドルが180円等と言うのは証券マン失格でしょう。)


恐らく円高の現状では殆どの場合投資金額が基準価格を大幅に下回っているでしょう。ただ、受取配当金を加えたらどうなんでしょうか?


この手の商品が実質的にマイナスのパフォーマンスの状態は「投資金額+受取配当金<基準価格(若しくは解約価格)」です。



(注意点は、ファンド自体の規模が小さくなり過ぎた場合には運営の為の固定費の割合が高くなり、投資しているファンドが払う「見えない手数料」が割高な物となりますので、その点からファンドの規模が大きく縮小し始めたら要注意ではあります。)


お勧めとしては「金融商品」について、あるいは「投資」についてしっかりと勉強されてから行動された方が宜しいと思います。


現在ギリシャやポルトガルの次が日本ではないかと言われている財政の悪化がありますので、円高の次は大幅な円安という状況も考えられなくはないのでタイミングに関しては良く熟慮される事をお勧めします。損切りしたら反転してきたというのでは勿体ないので・・・・


よって新興国の債券を買う前にやる事があると思います。

回答専門家

向井 啓和
向井 啓和
(東京都 / 不動産業)
みなとアセットマネジメント株式会社 
03-3442-2709
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

みなとアセットマネジメントの向井啓和 不動産投資のプロ

東京圏の資産価値が下がりにくい高収益物件の一棟買いなら弊社にお任せください。資金計画から損害保険まで一貫した不動産投資アドバイスを行います。また、金融機関出身の向井啓和の経験を活かし銀行からの投資用ローン融資提供します。フルローン相談

岩川 昌樹 専門家

岩川 昌樹
ファイナンシャルプランナー

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投資の目的を見直しましょう。

2010/03/04 16:46 詳細リンク

はじめまして、FPの岩川と申します。

投資は、市場の動向や予測、希望的観測で判断しても、良い結果に繋がることはとても少ないものです。

今回のご質問ですが、
「為替が180円にならないと元本が回復しない」とは、全く根拠のない、あいまいな情報です。

惑わされずに、ご自身の運用ニードを確認しましょう。

運用ニードとは、いつまで運用できる資金で、どのくらいの収益を求めるのか?
などのこと。
収益には、リスクが伴います。
つまり、大きなリターンを求めるなら、大きなリスクを取るらざるをえません。

長期投資の場合は、損切りではなく、リバランスによって売買を行います。

それから、投資は、常に右肩上がりを続けるわけではありません。
上下を繰り返し、資産形成されるものです。

値下がりを極端に悲観せず、まずは、長期的な計画を立ててみましょう。


資産運用の典型的失敗
http://www.toushinmkt.com/tm/knows/failure.html

投資信託:売りたい時の気づき
http://toushinmkt.seesaa.net/category/6114140-1.html

回答専門家

岩川 昌樹
岩川 昌樹
(千葉県 / ファイナンシャルプランナー)
FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
043-306-5800
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します

お客さんごとに異なるライフスタイルやリスク許容度に応じて、オーダーメイドの資産形成サービスを提供しております。資産形成を始めてみたいが、何から手を付けたら良いか解からないという方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

吉野 充巨

吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー

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損切りの前に資産配分方針の決定をお勧めします

2010/03/02 00:15 詳細リンク

はっぴいライフ様

初めまして、ライフ・プランの実現と資産運用を支援するオフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。

損切りするのが、良いとばかりはいえませんが、4〜5年前の購入で1ドル180円に為らないと、元本を取り戻せない根拠が分かりません。

通常は、今まで得た、分配金を加えて
(現在の基準価格×口数+今まで得た分配金)-購入時の総額(手数料含む)がマイナスであれば三室が出ていることになります。従いまして。現在の残高だけでは損失額が分かりません。

従いまして
「債券でどんなに高利回り運用しても10年以内には元本を回復できそうにもありません」
も、現在より円安に振れれば、回収が可能かも知れません。

なお、新興国の債券は現在保有されている債券ファンドよりリスクが高いものと推察いたします。また、新興国はインフレ率も高いので、円高に振れる可能性もあります。

上記の前提がある中で、私はリバランス(結果として損切りになる)をお勧めします。

様々な実証研究によれば十分に分散されたポートフォリオで組む資産運用の成果の91%は当該資産配分によって決まると報告されています。
従いまして、国内外の株式と債券、必要であればリートへの資産の配分をお決めになり、ファンドを組み替えられては如何でしょう。

この場合、はっぴいライフ様のリスク許容度(単年度で元本割れがいくらまで耐えられるか等)と期待するリターンを測り、適切な資産配分(アセットアロケーション)を決定します。

また、ご存知とは思いますが、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされていますので、資産配分計画に沿った資産クラスにを対象としたインデックスファンド(含むETF)の購入をご検討ください。

補足

私のHPにインデックス・ファンド、日本のETF(上場投資信託)と日本で購入できる海外のETFを掲載しています。参照下さい。
http://www.officemyfp.com/idxfund-1.html

http://www.officemyfp.com/toushishintaku-7.html

http://www.officemyfp.com/ETF-1.htm


なお、宜しければ、セミナー等でご確認ください。
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm

基礎知識が学べるセミナーを開催しています。
また、参加費にプラス2000円でご都合の宜しい日を調整したマンツーマンセミナーも行います。

吉野 裕一

吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー

1 good

損切りも方法かも・・・

2010/03/02 07:26 詳細リンク

おはようございます、はっぴいライフさん。
''FP事務所 マネースミス''の吉野裕一です。


現在、投資されている目的は何でしょう?

現在検討されているファンドは、隔月分配型と言う事ですがインカムゲイン重視で保有されているのでしょうか。

老後資金などでお考えでしたら分配型のものはデメリットがありますね。

分配型は分配金を約束していますから運用が悪ければ基準価額も目減りしていきます。運用目的にあった商品選択が必要でしょう。

今、勧められている新興国への投資信託も一極集中で投資をしてしまうと大きなダメージを受けることがあります。

株式投資信託なども投資対象に含めた分散投資が必要なのではないでしょうか。

一昨年から続く世界同時不況も回復に向かってはいるもののまだ低水準の状態だと思います。

先の事を考えると悪いものを保有し続けるより、しっかりとポートフォリオを組んで運用される方が良いかも分かりませんね。

分配金が払い出されるものなどは再投資をする事でもリスク回避にはなると思いますが、投資されているファンド自体の運用にも因ります。


ファイナンシャルプランナー

1 good

損切りではなく、リセットを!

2010/03/02 08:41 詳細リンク

はっぴいライフさん、はじめまして。
株式会社くらしと家計のサポートセンターです。

損切りするしないではなく、もともとの運用目的に戻ってみましょう。
リートやこのファンドも含め、何のために運用を開始されたのでしょう?
ご自身の老後資金でしょうか?

単に預貯金では増えないから、お勧めのままに購入されたのであれば、ここで、見直すことをお勧めします。

分配が目的ではなく、老後資金としての運用でしたら、分配目的のファンドではなく、資産成長を目指すファンドのほうがむいていますし、分配金も再投資したほうがいいことになります。

向いていないファンドを継続するよりは、ご自身の目的を明らかにしてそれにふさわしいファンドにリセットした方がいいですね。

まずは運用の目的を明らかにして、期待リターンを設定して配分を決めましょう。
ゴールがないと目的地に到達できませんよ。
配分を決めた上で、その配分構成となるようなファンドへ見直すことを考えましょう。

ですので、損切りして新興国に乗り換えるか、このまま継続するかの二択ではなく、根本的なリセットをお勧めします。


株式会社くらしと家計のサポートセンター
http://www.fpwes.com/

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