不動産名義と住宅ローンについて

ハッピーハウスの真山(さのやま)です。

住宅ローンを使用して、共有名義で不動産を購入する場合、
共有名義者の取り扱いが金融機関によって異なります。

一般的に、共有名義者は、
1.連帯債務者(通常は、連帯保証人を兼ねる)
2.連帯保証人
3.担保提供者
のどれかに分類されます。

今回、ご主人の住宅ローン申込みにおいて、「じゅった」さんがどの立場で
署名・捺印をしたのか申込書を確認してください。

さすがに、1.の連帯債務者ではないと思いますが、
2.の連帯保証人になっていた場合は、
ご主人の支払義務と同等の責任が「じゅった」さんにもあります。
法律的には、金融機関は、ご主人の滞納を「じゅった」さんに直接
請求できることになります。

仮に、連帯保証人であれば、その個人信用情報も参照され審査の対象になります。
また、収入合算が前提であれば、源泉徴収票等の収入資料も要求されます。
申込書からだけではどの立場なのかわからなければ、
銀行に直接電話して銀行の担当者に聞いてみても良いと思います。

昔は、共有名義者が、連帯保証人になることを実質的に
金融機関から強要されていたことがありました。
最近は、単なる担保提供者として、抵当権設定の同意だけを
承諾してもらうようになってきていると思います。

参考までに、住宅ローンの債務者がご主人単独であれば、
ご主人に万一(死亡、もしくは死亡と同等の高度障害)のことがあれば、
団体信用生命保険によって債務が支払われますので、
あまり心配はいりません。

まずは、住宅ローンの申込書を確認してください。

少しでもお役に立てれば幸いです。

じゅったさんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。

『このまま手続きをすすめると、夫に万が一のことがあった時など、私にも債務責任が発生するローンになってしまわないか心配です。』につきまして、あくまでも頭金を出資しただけで、じゅったさん自身が住宅ローンを組むようなことではありませんので、万が一の時にご主人様に替わって住宅ローンの返済義務が発生するような心配はありません。

ただし、共有持ち分となりますので、ご主人様が何らかの事情で住宅ローンを返済することができなくなってしまって、融資先の金融機関が競売にかけるような事態になってしまった場合、共有名義人であるじゅったさんは異議を申し述べるようなことができないことになると思われます。

売り主さんにも確認してみてください。
ただ、住宅ローンを毎月きっちりと返済していれば何もありませんので、あまり過剰に反応する必要はありませんから、ご安心ください。

以上、ご参考にしていただけますと幸です。
リアルビジョン 渡辺行雄

じゅった様へ

はじめまして、銀行実務経験を基にアドバイスしておりますFP事務所アクトの山中と申します。
今回、じゅった様からのご質問につき、お応えさせていただきます。
下記をご参考にされてはいかがでしょうか。

(ご参考)

1.銀行等窓口でお一人で住宅ローン仮審査申込書に記入・押印をする際は、
「自署・認印」して源泉徴収票等・本人確認資料(運転免許証・健康保険証等)・購入物件関係書類等を添付すると考えます。

2.ここに、じゅった様の年収云々の必要性は無いかと思います。なぜなら、殆どの住宅ローンは保証会社保証付となるからです。

3.しかし、この文書の中の場所が不動産業者となっていることから推測いたしますと、提携ローンで銀行等のローンセンターへ渡して、以後住宅ローンの成立するを早めるために努力されているのではないでしょうか。

4.但し、仮審査⇒本審査への流れで間違いない事務処理をしてもらう為に、チェックは必要ですね!

以上