対象:年金・社会保険
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私の会社で、確定拠出年金制度が始まることとなりました。
昨年新居を建ててローンも始まったばかりなのですが、一時金として毎月給与として受け取り、それを貯めてローンの繰り上げ返済にあてがった方がトータルとして得(ローンの金利分又は返済期間の短縮)なのでは?と考えてしまっております。
現在計3100万、下記の2本のローンを借りています。
1.2000万、35年、2.3%(最初の10年)
2.1100万、25年、1.9%(最初の3年)
老後のことなので、単純に損得だけではないのかもしれませんが、個人的には負債者期間を減らしたいので、一時金を選択するつもりでいましたが、職場で同じ考え方の人がいなかったため悩んでおります。
メリット、デメリットを踏まえてアドバイスを頂けたらと思います。
よろしくお願いいたします。。
ranpoloさん ( 静岡県 / 男性 / 31歳 )
回答:1件
確定拠出年金のメリットについて
ranpoloさん、はじめまして。ご質問ありがとうございます。
1級DCプランナーの古井佐代子です。
いただいている情報が少ないのでよくわからないのですが、今まで、お勤めの会社にはなんらかの退職一時金や企業年金のしくみがあって、それを廃止あるいは減額してDC(確定拠出年金)を導入されるのでしょうか?
もしそうだとすれば、毎月の拠出とは別に、今まで企業が掛けてきた分の取り扱いについて、DCに入れるか一時金として受け取るかの説明があったと思うのですが、いかがでしょうか?
今回、この点については触れられていなかったので、毎月の掛金について、給与として受け取る場合と、DCの掛金として積み上げる場合のメリット・デメリットについて説明します。
給与として受け取る場合は、いわば給与の手当項目が1つ増えたようなものですので、その分当然支給額が増えます。使い道は自由ですので、住宅ローンの繰上げ返済に利用することももちろん可能です。
ただし、給与として受け取るということは、所得税・住民税・社会保険料などがその分増えることになります。
DCの掛金とする場合は、一部の例外を除き、60歳まで引き出すことができません。これはあくまでも老後の資金なのです。あると使ってしまうのは人情ですし、余ったら貯金するつもり、では余らないことも多いためです。
また、DCの大きなメリットとして、利息に対する税金がかからないという点があります。ご存知のとおり一般の預貯金は引き出すときに、現行の微々たる金利に、さらに20%が課税されますが、DCの場合これがありません。
一度DCを選択すると、給与受け取りに変更することはできません。
逆は一度に限り可能です。どのタイミングで変更可能かは規約により異なりますので、会社にご確認ください。
補足
つづきです。
住宅資金と老後資金のどちらを優先して考えるかは人それぞれですし、毎月の会社の掛金の額にもよりますので、一概にこちらがお勧め、とはいえません。
ただ、ごくごくざっくり言うと、DCの掛金で住宅ローン分のリターンが出れば、所得税の住宅減税も受けつつDCのメリットも享受できるのではないかと思われます。
ご家族の構成がわからないため、教育資金などがどのタイミングでかかってくるかがわかりませんが、住宅ローンの繰上げ返済は賞与などを利用しつつ、老後資金は確定拠出年金で準備する、というのも選択肢の1つではないかと思われます。
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ranpoloさん
追記 確定拠出年金
2007/06/04 13:24早速のご回答有難う御座います。
また、説明が不足していたようで、申し訳ありませんでした。
今の会社では企業年金があり、それを廃止してDCを導入ということになります。また、今まで会社が掛けてきた分については、DCに入れるか受け取るかの選択もできます。(受け取りの場合は、4分割)
この今までの分を貰うとすると、所得が一気に増えてしまい、税金の面でデメリットなのでしょうか?
家族構成は、妻、小1、5歳の4人暮らしです。教育資金などあまり考えたことは無かったのですが、いざという時の為に、手元に現金が入るように(DCをやらない)してもいいのかなと思っていました。
ranpoloさん (静岡県/31歳/男性)
(現在のポイント:-pt)
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