離れたところに住んでいる友人が鬱のようです。
本人も自分がおかしいと分かっている様なのですが、病院に行っても治らないし、そのうち自然に良くなると思っているようです。
でも、言動が以前とは違っていてとても不安定な発言ばかりで、表情にも覇気がありませんでした。
例えば友達と三人でケーキ屋さんで楽しく会話していたら、突然「中学の頃から金縛りにあう」という話を延々と話し始めたり、「死にたい」と言い出したり…。
服装も健康なときはかわいらしい格好だったのに、おしゃれに関心が無くなったり、ストーカーでもはじめそうな言動をしてみたり…。
本人もずっと引きこもっていたと言っていました。
何かに取り付かれたといてお払い出来る場所を聞かれ、照会したこともあります。(とにかく自分には何か取り付いていると主張します)
心配になって心療内科を勧めるような手紙とリラックスできるように入浴剤などを送ってみたのですが、これはあまりしない方が良かったでしょうか?
離れている分すぐに話が聞けるわけでもなく、反応がわかるわけでもないので心配なんです。
素人目から見ても重い鬱に見えます…。
何か良い方法ありますか?
放っておいたほうがいいのでしょうか…?
あんずりんごさん ( 山形県 / 女性 / 30歳 )
回答:1件
病気への対応は家族等に任せ友人としての暖かい交流を
おしゃれに関心がなくなったり家に引きこもるようになり、「死にたい」などと発言している様子から、ご友人の諸症状はうつ病に典型的です。そのような友人の状況を気遣うお気持ちは、たいへんよく分かります。
一般論からいうと、うつ病を改善させるのは本人と家族、主治医、職場の上司や経営者、産業医などの仕事です。友人は心の支えにはなるものの、治療や各種取り組みに於いて大きな権限はないのが通例です。
従ってご友人の調子が良くない場合に、治療内容などに関して本人に具体的にアドバイスすることは控えておいた方が無難です。伝えなければならない事がある場合には、家族や職場などと相談しながらの方がよいでしょう。
但し友人として大切な役割りは他にあります。気になる点を家族や職場の人に伝えることはむしろ必要です。家族などが気付かない友人ならではの発見が、状況改善の糸口になることも多々あるのです。
例えば会ってお話する際に、食事や嗜好品の好みを把握することは意外と有効です。若い女性に多い食生活の傾向として、お菓子など甘いものや加工食品を好み、野菜や果物、豆類等が不足するなどが挙げられ、一部の人では肉や魚など動物性食品を極端に忌避する傾向がみられます。
このQ&Aやコラムに何回となく詳述していますが、このような食生活では神経伝達物質の枯渇から神経機能が障害され、うつ病の悪化要因ともなりますので、家族などに報告した方がよいでしょう。
それと並んで友人としての交流は維持していきたいものです。会った際には病気の話はなるべく避け、趣味や食べ物の話など、他愛もない話題にした方が無難です。但し本人の話にはよく耳を傾け、話の腰を折らないようにすることも大切です。
それから温泉に入るなど身体を温めることが意外と有効です。会食では上記の理由で甘いものはなるべく避け、野菜や果物の豊富な、肉や魚も適度に含まれた料理を選ぶようにするとよいでしょう。
回答専門家
- 吉野 真人
- (東京都 / 医師)
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病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
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