対象:新築工事・施工
新築にあたり、工務店さん提案の合板フローリングから
無垢の床材に変更したいと思っています。
工務店さんから提案されたのが、ナラ材のウレタン塗装です。
私は、無垢の良さを感じられるオイル塗装を施したいのですが
設計士さんは、手入れが大変との事で
リビングも含めて止めといた方がいいとおっしゃいます。
キッチンの床などは、確かに汚れると思いますし
水拭きもしたいです。
キッチンや洗面脱衣場などの水周りだけでも
ウレタン塗装の方がいいのでしょうか。
年に100件ほど家を建てられる工務店さんに
オイル塗装はお薦めしないと言われると
後で後悔しないかと、迷ってしまいます。
オイル塗装の無垢材は、そんなに汚れるものでしょうか。
ぽぽんたさん ( 石川県 / 女性 / 52歳 )
回答:7件
その通りですね!
ウレタン塗装とは、表面に硬質な塗膜を作りますので汚れが付きにくい状態となりますが、
オイル塗装はあくまでもムク材の表面から染み込ませる塗装ですから、
汚れ(例えば、油やお醤油、ソース、ケチャップ・・・etc)と
何でも脂分の多いものはしみとしてつく可能性があります。
こまめに掃除をしていても、ムク材に直接触れるようなものは、日常特に料理をする場所では無理に近いのでおやめになった方が良いかもしれませんね!
補足
回答専門家
- 稲垣 史朗
- (神奈川県 / 店舗インテリアデザイナー)
- パウダーイエロー 代表取締役 兼 チーフデザイナー
物販(アパレル系)と美容クリニックのデザインが得意。
店舗のデザインに特化したお悩みを相談してください。デザインから現場施工まで1000件以上の経験がございます。誰に、何を、どの様に、お店を開店したらよいのか?不安な点は全てご相談に承ります。
稲垣 史朗が提供する商品・サービス
どんなスタイルも好みの形でオーダー家具作成のご相談に乗ります
壁面収納等など自分だけのスタイルでお気に入りの家具を素材選びからご相談させて頂きます。
リフォームとは、ちょっとしたアイディアから生まれて来るものです。
木肌を感じるのはオイル塗装ですね
質問された時期から見ると既に施工はされていることと思いますが、
ご質問にお答えしますね。
文面から拝見すると、オイル塗装をご希望で、それに対して、メンテナンスの
しやすさなどから工務店さんがウレタン塗装を進められているようにお見受け
しました。
家の使い方によりますが、ナラの木はパインなどと違って固い木ですので、
パインなどと較べると傷つきにくい素材です。汚れに関しては、感じ方の
違いがあるので、本来ならオイル塗装した家にお邪魔して感触をつかまれる
のが一番よいのですが、木肌を直接感じたいのであれば、オイル塗装になる
でしょう。
ウレタンは木の表面に塗膜を造るので直接木肌に触れる仕上げではありません
ので、この辺りの情報を踏まえて優先順位をつけられるといいと思いますよ。
どちらにしましても、ステキな家になっていることと思います。
気持ちよく生活されていることを祈っています。
八納啓造
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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小林 和教
建築家
7
「無垢:自然素材」に何を期待しますか?
・この種の悩み、御相談を多く受けます。また、それに対するお答えも大多数がご質問の中にありますような答えかと思います。それは、多くの経験から汚れること、手入れが必要なこと、等々が「クレーム」として、工務店さん、設計士に伝えられたからだとおもいます。
・そこで、ぽぽんたさんが「無垢・自然素材」に何を期待されるかを今一度、きちんとお考えになるのがよろしいと、思います。
・自然素材を使っていくことの良さには「手入れ」をすることによって生まれる時間の蓄積をも含めた受け止め方が必要とおもいます。
・また、季節の日射、湿度、床暖房などの温度変化による変形も、工場で塗装された製品に比すれば極めておおきいと思います。しかし、オイル拭きの無垢の床板には、素足で歩く時の心地よいすがすがしさあります。経年変化によって馴染んでくる自然素材の良さがあります。
このご質問から、先日投宿したホテルで、ビニール製のスリッパを素足で履いたときの不快感を思い出しました。
感覚、感触は、受け手によってかなりの違いがあるように思います。ご自身の感覚、考えを大事にされることかとおもいます。
芦田 成人
建築家
10
無垢材の良さが半減しなければいいのですが
初めまして、芦田成人建築設計事務所の芦田で御座います。
多分、その工務店さんは新建材を主に扱っておられませんか?
普段どのような住まいづくりをされているかにより、無垢材に対する考えは違うと思いますが、
何故、ぽぽんたさんが今回、無垢材に変更したいと思われたのかが大事ではないでしょうか?
自然素材の場合、肌触りのよさ、感触、香りなど感覚にうったえ掛けるメリットは多い半面、傷がつきやすいとか、食べこぼしのしみなどがつきやすいと言った視覚的なデメリットが多いのも事実です。
しかし、新建材でも傷はつきますし、酷く傷がついた場合に醜くなるのは新建材のように思います。
実は無垢材の場合は、材種や傷の程度にもよりますが、簡単に修復出来る方法も御座います。
当方では自然素材(主に軟らかい杉)を床材に使う事が多いので採用に当っては事前に必ずそのようなメリット、デメリットを説明させて頂いた上で、当事務所やOB様宅などの経年の様子を見学して頂く等して、それでもその素材の味と付き合っていけるならと言う形で住まいづくりを進めています。
確かにキッチンや洗面所、トイレなどは油はねや水こぼしに対しては黒ずんだりする事がありますので、無垢材以外の他の材料とする事も多いです。
ナラの場合は無垢材といっても少し硬い樹種ですので足ざわりや温かさと言った点では、杉などの針葉樹には、やや劣るように思いますが、その上にウレタン塗装などをしてしまうと、塗膜をつくってしまうので、木の持つ本来の特性を半減させます。(木の細胞構造では人間の呼吸に似たようなシステムが構築されており、木の家が呼吸するといわれるのはこのシステムの事を指しますが現実には呼吸と言う表現は正しくはありません。)膜を作る塗装をする事でこの呼吸のようなシステムを阻害すると言う意見もあります。
もし、無垢材のナラにするなら私は自然素材系のワックスなどの方が良いと思いますが、
繰り返しになりますが大事なのは年間の棟数ではなく、無垢材のメリット、デメリットを把握した上で、ぽぽんたさんが何故、変更したいと思われたかだと思います。
江口 英樹
建築家
79
無垢材のオイル塗装はとても気持ちがよいですよ
はじめまして。
私は無垢のフローリングにオイル塗装は、とても良いと思います。
無垢材を使われるのでしたら、塗装よりも、風合いと肌触りが自然に感じられるオイルが良いと思います。
確かに、ウレタン塗装は表面に塗膜を作るので、強く感じますが、引っ掻き傷等ができると、補修することができないため、逆に目立ちます。
私の家もナラの無垢フローリングにオイル塗装(自然系塗装のリボス)で、5年暮らしています(写真又はHPをご参照下さい)。
リビングはもとより、キッチン、洗面所も全て無垢フローリングにオイル塗装です。
しかし、汚れも対して目立ちませんし、傷みもありません。
無垢なので表面に傷やへこみはどうしてもできますが、それも木材の「風合い」として楽しんでいます。
別の部屋では床暖房を入れているので、ナラの無垢フローリングのウレタン塗装のものを使っていますが、傷はそちらの方が気になります。
日頃のメンテナンスは、無精で年に1回か2回程度のワックス(リボスのクリーナー兼ワックス)掛けだけです。
もちろんどのくらいが「汚れ」や「手入れが大変」なのかは、人によって感じ方が違うとは思いますが、ぽぽんた様は、自然な風合いをお好みな方と思われますので、問題ないと思います。
それでは、ぽぽんた様のお住まいがすばらし物となることを心からお祈りいたします。
井手 徹
建築家
9
あなたのお考えひとつだと思います
岐阜で住宅を造っているタマゴグミのいてと申します。
まずは、あなたは良い設計士さんにお会いしましたね。あなたのことを思いアドバイスをされています。ウレタン塗装は深みがあって、丈夫で手入れしやすい塗装です。
私どもでは、杉床の無垢材に、荏油もしくは桐油を塗った仕上げにしています。キッチンも同様です。
汚れますか?といわれると 汚れます。と答えます。 傷つきますか?と聞かれると はい傷がつきやすいですよと答えます。
洗面脱衣なんて、マットを敷きっぱなしにするとカビが生えます。
それを確認してもらうために、お客様に私の家に来てもらい、猫が付けた傷、自然素材の割れ、汚れをしっかりと見てもらってから判断してもらっています。
わたしが、自然オイルにこだわるのは素足での感触、夏に杉床の上にゴロゴロするあの心地よさをお客さまにも味わってもらいたいと思うからです。その代わりに、上記のようなリスクがあることを目で見て確認してもらっています。
わたしは、ウレタン塗装仕上げ、オイル塗装、合板フローリング、全てが正解だと思います。(回答になっていないですね)ウレタン塗装にしたら自然素材の雰囲気が崩れるなんていうこともありません。ただ、今一度考えていただきたいのは、なぜあなたが合板フローリングから無垢に変えたのかです。そこに全ての答えがあると思います。
オイル塗りの床の手入れですが、うちは何もやっていないです。掃除機とたまの乾拭きだけです。掃き出しの窓とか、洗面室がちょっと汚れてきたので、ペーパーを当ててオイルをもう一度塗ろうかと思っているところです。ちなみに自然のオイルを塗ると、1週間以上床がべたつくという難点があります。この点はお客様に不評です。
秋山 功
建築家
5
無垢材の良さとは?
これは回答というより、個人的な意見とお考えください。
無垢材とは簡単いうと「本物の木」であると思います。
本物の、そのままの、生身の、となれば木そのもの長所短所がでますし、
そもそも長所短所も考え方次第です。
では無垢材の特徴は何でしょうか。(考え次第で長所でも短所でもあります)
・なんと言ってもその感触がいい(床材なので足触り?)
・木が呼吸する
・目に優しい
・経年変化が味わい(汚れきずも味のうち)
などなど
いろいろ上げてみると、
汚れ防止やきず防止でウレタン塗装をすれば、その効果が半減しそうです。
なぜ、無垢材を使用するのか?
なぜ、ウレタン塗装をするのか?
よく考え、本当の必要な材料は何か整理する必要があると思います。
(現在のポイント:17pt)
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